ちいさな工房の毎日を綴ります。
題して
「ふつうの木工家?のふつうの日々」

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2007年07月31日

終盤戦

木取りの済んだ座板を順次ムラ取り
うちの機械にかからないけど、外へ持っていく程のボリュームでもないしで、電動カンナでの作業。

増々、暑くなってまいりますが、
今月はそんなとこ。

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2007年07月30日

座板の木取り

お客さまのご希望で、いわゆる耳付材の自然なカタチを用いるので、
栃の一枚板から、ボリュームとカタチ的に、脚部フレームとのバランスが良いところを木取りしていかないといけないので、なかなかに悩まされる。

幅が広過ぎても、狭くても感性と機能の兼合いが成立しないので、
結局、これと思って仕入れてきた板の中で、一般的に見て一番良い材と思われる板が手つかずになってしまいました……。(読み違いで、またストックが増えました……。)

まだまだでございます。
今日はそんなとこ。

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2007年07月29日

忘れずに

早めに帰って、国民の義務を果たしに投票へ

今回の投票会場が、これまでの熊取北小学校から、お隣の熊取北中学校へ変わっていた。
小学校は、自分が中学へ入ってから新設されたのと、子どもが通っていることもあり、行事でちょくちょく出かけていることもあるが、
中学校のほうは、自分が入学時に新設された出身中学であるにもかかわらず、校門をくぐるのは、もう、ほとんど卒業以来かもしれない。
かもしれないというぐらい、卒業以来、校門をくぐった記憶がないのである。

体育館が投票所になっていたのであるが、
ほとんどあの頃のそのままで、妙に懐かしかったりした。

久しぶりに家族で夕食をとるが、団欒する以前に眠りに落ちてしまい、今日はそんなとこ。

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2007年07月28日

うんちくと花火

午前中、『泉州うんちくの会』のメンバーで、大阪市東住吉区の工務店さんへ、
ショールームでのイベントの木工教室と、完成見学会を見学に伺う。

戻って、組立ての続きは、背板(笠木)の取り付け。
後ろ脚の先端につけた傾斜ホゾで差す、加工がちょっと手間であるが、
自分的には好きなタイプのデザイン。
クランプのかけかたもホゾのベクトルの延長線上に丁度いい部材が無いので、補助部材を用いる。
これで骨組みというか、脚部は組み上がり。

夜、岸和田港で花火大会があるので、少し早く帰って、
子ども達とドライブがてら、山側から、海側に向かって、だんだん花火が大きくなるのを見ながらクルマを走らせる。
クライマックスで、一番近くなるのはサプライズ……。

今日はそんなとこ。

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2007年07月27日

どんどん組立て

前後の貫のホゾ先が込み栓になっている仕口なので、左右側から先に組み立てていく。

糊付け、クランプでの圧締から糊の拭き取りまで、手際よく。

なんとか6脚分、組みあがって
今日はそんなとこ。

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2007年07月26日

面取り

小ガンナで面取りして、組立てにかかる段取り。
切り面は、全体で見た時に稜線のシャープさを損なわず、なおかつ手触りが角ばらない、適当な塩梅に削る。

もちろん、同じ部材はすべて同じ量の面になるようにそこは、きっちりと、
ファジーさと神経質さが同居する不思議な作業になる。

磨り減ります……。
今日はそんなとこ。

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2007年07月25日

まだ続き

まあ、なかなか仕上げも闇雲にできない地味な作業なので、
進んでいるようで、進んでいない。
作業以外にすることもありますし……。
今日はそんなとこ。

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2007年07月24日

削りの続き

椅子は部材が多いので、脚数が増えると、仕上げ削りも結構な手間になる。
切れ止む前に研ぐのは、基本的なことだけれども、
削り肌と板目削りの際の送りの重さ、裏の合わせのバランスを考慮し、削り屑の厚みを平均0.03mmで保つには、切れ止み頃の塩梅からすると、
地均しと仕上げ削りの2丁用意しても、研ぎのサイクルは早くなる。

梅雨も空けて、本格的に暑さと体力勝負。
今日はそんなとこ。

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2007年07月23日

脚部の仕上げ削り

脚部テーパーの稜線が繋がるように削り合わせていくので、そこで結構手間を食う。
丸ノコに治具で精度を追い込んでも、結局、ナイフマークが残って、それを削れば個体差で削り量が変わって、稜線のズレがでてしまう。
自動カンナに治具でも、厚みの微妙な誤差でズレがでて、
ナイフマークは削るわけだから、結局同じこと。
これは、うっすら丸めてぼやかすか、きっちり削って合わせるかのいずれかの選択で、
サンディングしない前提なので、必然的に削り合わせることになる。

作業的には、あたり前といえば、当たり前のことなのだけれども、
我ながら、どうなんでしょう……
今日はそんなとこ。

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2007年07月22日

ほぼ休み

カラダも頭も動きが鈍いので、ほとんどお休みと同様。
埒があかないので、夕方、早めに切り上げて、久しぶりに家でゆっくり過ごす。

自分だけ疲れているわけではないのは、重々承知しているつもりではありますが……。
今日はそんなとこ。

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2007年07月21日

漆工場見学と“form room OSAKA”

朝いちから『家具の音楽』名嘉眞さん企画の『木の仕事の会』のイベント『漆工場見学、勉強会』に参加する為、京都市北区にある、今回の企画にご協力くださった『株式会社佐藤喜代松商店』へ

前半、拭き漆勉強会ということで、数種類の漆を手板に塗り分けて、色見本を制作する。
自分を含め、漆初心者が大半だったので、佐藤豊社長から基本的な作業手順を教わりながら。
また如何に地肌に漆をつけないように気を使った段取りをするかで、不用意なかぶれを防ぐことができるということ。

自分の手板は、普段よく使う北米材を中心に数種類、生漆、透き漆、黒漆、素地を鉋仕上げと、240番の空研ぎでの違いを見る為、塗り分けてみた。

あとは、漆について質問をそれこそ思いつくままに、佐藤社長に伺ってみるが、その都度的確にサンプルがあるものについては、サンプルを提示してくださりながら、お答えくださる。

その後、自分の我が侭で、お昼ご飯の前に工場見学の段取りにしていただく。

ということで、自社ビルの4Fへ、
エレベータが開くと、まさかこんなところに工場!!という、よもや想像していない光景に面を喰らう。

漆の入ったたくさんの桶が並ぶ中、どこに漆がついているかわからないので、直接触らないように注意ながら、それぞれの設備を前に、工程の説明を受ける。

漆は現金で取引されるということで、一滴も無駄にしないよう、用途々々で使い分けられているというお話を聞くと、漆を掻く手間を考えると、確かに頷ける。
佐藤社長の漆に対する情熱溢れるお話をお伺いすると、増々、漆という素材への興味が深くなる。

タイムリミットギリギリまで粘って、後ろ髪引かれつつも、ここまでのひと区切りで先に失礼させていただき、大阪へ向かう。

久しぶりにプロダクトデザイナー秋田道夫氏を迎えての『form room OSAKA サマーセミナー』ということで、会場をお借りした大阪市阿倍野区にある『大阪市立デザイン研究所』へ。

今回は、かなり急な日程だったこともあり、いつものメンバーの参加が少なく、
参加者10名程とかなり動員が悪かったが、新しい参加者のかたの比率が多かったこともあり、

秋田先生が持参してくださった『MA』の実物に触れたり、
『MA』ケトルでお湯を沸かしてコーヒーを入れてお茶にしたり、

『AIDEC』の大阪ショールームへ場所を移して、『INCLINE』の実物を体験する会になったりと、懇親会まで含めると、当初の予定よりかなり盛りだくさんで、秋田先生との距離もより近い『formroom』になった。

懇親会のあと、秋田先生と事務局の皆さんとでお茶を飲んで、
吹田経由で、今日はそんなとこ。

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<form room OSAKA サマースクール>のご案内

久しぶりの『formroom OSAKA』開催のご案内です。

“MA”“INCLINE”と、秋田先生のあたらしいプロダクトの発表が続く今、
秋田先生のデザインレクチャーを“form room OSAKA”にて、開催していただきます。

◆テーマ

プロダクトデザイナー「秋田道夫」トークライブ

「MAデザイン」Modern design for All
 - 生活シーンにモダンデザインを -

【概要】

今回はMAの発売記念講座ということで、
秋田先生にMAのアイテムを前に、「秋田道夫デザイン」について語っていただきます。
後半には、質疑応答の時間も予定しております。

◆日程:2007年7月21日(土)

◆時間:14:00〜16:00

◆場所:大阪市立デザイン教育研究所
    http://www.omcdmall.com/access.html

◆募集人数:50名程度

◆参加費:¥1,000-

◆お問合せ:formroom大阪事務局(担当:大工)
       frosaka@gmail.com

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2007年07月20日

今日も業務日誌

削り出しの続き、
仕上げは、南京ガンナで、薄く削って面を整える

全部材の水引きをして、仕上げ削りの準備。

あとは、翌日の材の準備とか……、

今日はそんなとこ。

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2007年07月19日

業務日誌

背板(笠木)は、いつもの曲線の型を取って、バンドソーで荒取りし、
反り台ガンナと南京ガンナで削り出す。

今更ながら、反り台と南京ガンナの使い方にあらためて理解ができてきた気がする。
道具には使い方というのが、あるものです。

今日はそんなとこ。

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2007年07月18日

「過剰敬語」と「慇懃無礼」

ちょっと朝起きる時間が遅れ気味。
寝覚めも体調のバロメーターになるので、少し気をつけないといけない。

先日より、資料を作成していて、今回、

「過剰敬語」と「慇懃無礼」

この聞き馴れないふたつの言葉は、
自分で気付くのは難しいだけに良い勉強をさせていただきました。

漠然と丁寧なふうに、こう書いていれば無難だろうという感覚だけでは、そうなってしまっていても、ある意味仕方がないのかもしれない。
また、その意識自体が、慇懃無礼につながっているといっても良いかもしれない。

やはり文章力も、技術の一種な訳で、相応の知識も必要ということになる。

十数年前、新入社員研修の時に、お辞儀の角度は、何度で、これこれこうです。という講習を受けた時に、
「お辞儀」と「お辞儀しているカッコ」の違いについて議論をしたことを思い出した。

あの時は、気持ちがあれば、そんな角度まで……と思い、
きちんとお辞儀していても、下向いてベロを出していては意味がないと思ったりしたものであるが、

あれからしばらくの時間と経験があって、少し変わったことは、
そういう一面的なことでなく、
やはり、きちんとした姿勢でのお辞儀に気持ちも伴えば、より一層、美しく見え、相手にも多くのものをお渡しできるという当たり前のことなのかもしれない。

それと同様、
日々の記録といいながら、結局は、公に向けて文章を書いている以上、
漠然と文章を書き流しているということも、もう少し気を配らなくてはいけないこということになる。

といいながら、この文章は大丈夫なのかと思いつつ、今日はそんなとこ。

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2007年07月17日

うんちくの日

夕方、『恵風技工』辻さんが着工中の守口市内にあるお寺の参門の現場見学に、『泉州うんちくの会』のメンバーとお邪魔させていただく。
(ということで、大阪を南北に横断し、途中メンバーをピックアップする自分は、お昼過ぎには、ここを出発しなくてはならないのでした。)

部材の刻みをちょくちょく見せていただいていたので、組み上がったところを見るとその内側との兼合いなんかも垣間見れて、良い勉強になりました。

夜は、そのままミーティングということで、内田さんの『建築設計室Morizo-』の事務所へ移動。

お話し合いをそこそこに、新たに迎えた“Morizo-”内田メンバーの歓迎会ということで、近くにある古い長屋を改装した焼き鳥屋さん『鶏屋 國型製作所』へ、
(検索してみると結構有名な繁盛店らしい……)
皆さん、おクルマだったりするので禁酒を厳守されていたので、自分も少し遠慮してアルコールは喉を潤す程度にひかえておく。

帰り際、戻ってからの用事ができたので、控えておいてこれ幸い……。
今日はそんなとこ。

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2007年07月16日

海の日でしたが……

午前中、浜田学級でご一緒している若い人が、浜田学級が、お引っ越しで押したお仕事の都合もあって、8月まで休講になっているので、お知りあいからの頼まれゴトで、うちのアトリエの機械を使って作業をさせてほしいということになって、それに付き合う。

あとは、所用の資料づくりをするのに、不慣れな『Ms Excel』を相手に大格闘。

地震があったことを知るのは、遅くなってからでした。
台風に続き、地震と自然災害が続きます。
謹んでお見舞い申し上げます。


今日はそんなとこ。

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2007年07月15日

“木の仕事の会”定例会

午後から、『木の仕事の会』の定例会ということで、大阪市内の会場へ。

事務局が新体制になって、半年ということで、
これまでの総括と今後への軌道修正を含めた話し合いが主たる議題にあがりました。

新しい会員のかたにもご参加いただき、
前向きな議論で、前向きに決議されて、
無理無く会を継続させていく方向で定例会を終えることができ何よりだったと思います。

ローカルネットワークのネットワークへ向けて、そのひとつの存在となるよう、
自分も、事務局の一員として、至らぬことも多いかと思いますが、
引き続き尽力してまいります。
『木の仕事の会』をこれからもどうぞよろしくお願いいたします。

今日はそんなとこ。

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2007年07月14日

やれやれ

もう、数ヶ月そのまんまのホームページを何とかしたいと思いつつ、
なんだかんだで、手を付けきれない……。

今のお仕事も、ちょっとかかり過ぎて、中だるみしつつあるので、呼吸を整え、
今日はそんなとこ。

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2007年07月13日

命の存在

午前中、助産院へ、
きょうは、超音波の映像を見ることができた。
モニターを通じて動いている姿が映っている。
しかも、なんか映っちゃったらしい……。

心音もしっかりとしていて、
そこに、もうひとりの息子の存在がはっきりと確認できる。
(息子って言ってしまってるし……、)

ですので、
お父さんしっかりしてください!!
今日はそんなとこ。

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2007年07月12日

楔形の端材

日記の修復は順次

脚のテーパー加工

全体のボリュームを見てから、テーパーの調子を決めるつもりで、
まず角材になっているところからなので、楔が、沢山……。

今日はそんなとこ。

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2007年07月11日

故障の一日

角ノミ盤のリフトのギアが外れてしまい、
いつもなら、少し持ち上げて入れ直せばすぐに治るところが、今回は、そう容易くいかず、
軽く分解……。
ついでにカミソリとかハンドルの遊びの調整もしてしまう。

そうこうせぬ間に、また日記のほうが……。

“tbping.db”と“log.db”の肥大化でサーバー容量を圧縮して、記事投稿時に“entry.db”を破壊してしまうということまで、前回ようやく辿り着いた。

『Movable Type』のバックアップで重要なのは、htmlコンテンツより、“.db”関係のバックアップということのよう。というところに今回、とにかく辿り着いた。
辿り着いたが、あとの祭りで、6月分の記事は丸々、保存し直しの憂き目……。 

夜は、『カコイのイコイ』の打合せということで、井本さんと、
西宮の『酒蔵通り煉瓦館』にある『ガラス工房やまむら』の聳城社長を訪ねる。
先日の椅子展で、展示していた一輪挿しを見て、ご興味を持ってくださり、
こちらのガラスと組み合わせて、なにか面白い展開ができないかということで、お力添えをいただけそう。

いろいろあっても、
カラダは故障させないように、気を付けないと……。
今日はそんなとこ。

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2007年07月10日

これまた、いろいろ

夜、『ふしみの芽』にて、「はりとお灸の勉強会」がひらかれるということで、
『men at work』関山さんと、『カコイのイコイ』の打合せも兼ねて、井本さんと出かける。

途中、早めに着いたので、南堀江へ寄り道し『D&DEPARTMENT』で『d』を購入し、近くの『flame』

その勉強会の中で、『小児鍼』というキーワードがでてきました。
ひと昔前の大阪では、子どもの夜泣き、疳の虫(かんのむし)の治療によく用いられていたそうで、鍼灸治療の一種ですが、鍼を刺すのではなく、軽く刺激を与えるマッサージのようなものなのだそうです。
時期的に、すごくいい情報が得られました。

懇親会では、『ポーリのカレー屋さん』という、ケータリングのカレーをいただきました。
このカレー屋さんというのがまた、お若い女性の店長さんが、おひとりでバイクにカレーを乗せてケータリングされているのだそうです。
(これまた男前の女の人です。)

他にも、『ふしみの芽』ならではのバラエティーに富んだ参加者の皆さまでした。
自分が、人見知りなのが悔まれます……。

『カコイのイコイ』は9月の末頃、空堀の『萌』にある『men at work』のお店をインスタレーションの場に開催させていただく予定とあいなりました。

今日はそんなとこ。

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2007年07月09日

とりあえず

ややこしい加工をすませて、

ホゾ先を圧縮してヤゲンを入れて、面取りし、

ひと組み仮組してみる。

テーパーの取り方で、ボリュームの調整をするとして、

とりあえず、今日はそんなとこ。

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2007年07月08日

自然農法の松下農園へ

朝から、農園で顔あわせして、
お昼までこちらへ戻って、事務仕事をし、

農園の近くの公園で昼食を取りながら、ミーティング

久しく日曜日は家に居なかったので、夕方早めに家へ帰る。

どう考えても、家族との時間が圧倒的に少ない……。
ちょっと不健全。

走る時、走っておかないといけないとは思うし、そうばかりでもいけないし……。
バランスが難しい、今日はそんなとこ。

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2007年07月07日

大いなる言い訳

加工の続き中

上下方向一次傾斜の四方胴付(胴付とホゾ穴は垂直に嵌まるパターン。)
ということは、基準になる元の傾斜は、横定規の傾斜での加工
長手側の胴付は、その傾斜を平行定規に当てて加工、
妻手側の胴付は、丸ノコ刃をその角度に傾斜させて左右から加工、
長手と妻手のホゾは昇降盤に縦挽きノコをつけて小口を定盤へ当てて、
平行定規にそわせて加工、

これが、正面と、側面と2パターン

あわせて、ホゾのつき合わせは、片方が込み栓になるように合わせて加工、

文字にすると簡単ですが、これをきちっと加工するには、
基本加工に伴う、機械のセッティングの精度も問われるところと、
精度の高い寸法の追い込みが求められるところなのです……。

と、作業の遅れの言い訳にしか聞こえない御託を並べて、今日はそんなとこ。
七夕なのに……。

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2007年07月06日

要領悪っ!!

幕板と脚のホゾ加工の墨付けをし、加工にかかる。

ホゾ穴はいつも通り、角ノミ盤でひたすら穴掘り。

四方転びの傾斜ホゾを取るのに、いつもと違う手順をとったので、
要領が違って考えながらで若干戸惑い気味で、手際もいまいち、手が遅れ気味……。

夜は、久しぶりの近場の皆さんとお食事会。
(呑み代は角ノミでした……右から左なのに申し訳ございません。)

今日はそんなとこ。

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2007年07月05日

sine,cosine,……

色々な角度の組み合わせが出てくるので、
ノコ刃傾けたり、定規傾けたり、それの組み合わせだったり、
部材の長さ決めも一筋縄でいかない。
ともあれ、当たり前ながら、角度、長さともに寸分たがわず追っておかないと、
あとで、出会うはずのところが出会えなかったり、
微妙なところでも皺寄せがきてしまう。

取りあえずようやく墨付けにかかりはじめて、今日はそんなとこ。

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2007年07月04日

久しぶりの見学者

いろいろ雑用などに追われながら、過ごす一日。

数日前、久しぶりに工房見学希望の学生さんからご連絡をいただいたので、
夕方、お時間をつくって応対させていただく。
うちの散らかりまくりに散らかりまくったアトリエなんて、
はっきり言って悪い見本以外のなんの参考にもならないのだけれども……。

ちなみに、どうすれば家具職人になれますか?
なんて、自分に聞かれても、
職人さんでない自分には、お答えのしようがございません……。

今日はそんなとこ。

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2007年07月03日

理解力

転びのホゾの取り合いを原寸で描きながら、こんがらがった頭を解きほぐす。
子どもの頃より、理解しないとできないほうだったが、今も相変わらず……。

巷で流行りの脳トレじゃないけれど、
仕口の納まりと、加工の順序を考えていると、近いものがあるかもしれない。

その割に、
さっき描いた線も、もう出どころ見失ってるし……。

まずいです。
今日はそんなとこ。

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2007年07月02日

右から左へと……

お久しぶりのご訪問が多い一日でした。

そのうちのおひと方より、とあるルートで使われなくなった角ノミ盤をいただいたのですが、
置き場をどうしようかと悩んでおりましたところ、
すぐに思い当たるところで貰い手がつき、夕方には引き取っていただきましたので、ひと安心。

この場をお借りして、お礼とご報告申し上げます。

今日はそんなとこ。

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2007年07月01日

三木刃物倶楽部へ

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『虹紙製作所』和田さんからのお誘いで、『木の仕事の会』のメンバー有志と共にでかけました。

古式鍛錬の会場では、鞴(ふいご)や、大槌を振るう「向こう鎚」を体験させていただいたり、和田さんが懇意にされている伝統工芸士の西口良次さんに色々お話をおうかがいしたり、
ついつい、西口さんが古式鍛錬で打たれた小刀を衝動買いしてしまいました……。
(優でしたので、お値段的には買えるお値段でした。)

本会場では、鉋の薄削りでミクロンの削りを見せていただいたり、
学生さん向けに鉋の研ぎ講座をされているのを横から覗いたり、
一日楽しみながら勉強させていただきました。

刃物や砥石についても、他のすべてと同様に、
必要以上に造詣深くなる必要はないと常々思っていますが、
そこまでやらないから知らなくて良い、より、
やれなくてもこういうことは知っていればなにかに役に立つ、
できる範囲で応用する、というほうをセレクトしていきたいと思います。

目線を持った人と出かけると、その人の目線も借りることができるので、伊達につるんでいるのとは、訳が違うと思います。

ご一緒させていただいた皆さま、お疲れさまでした。
今日はそんなとこ。

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