ちいさな工房の毎日を綴ります。
題して
「ふつうの木工家?のふつうの日々」

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2006年06月30日

上半期末

面取り他、組立て前の色々細々とした加工をして、水引き養生。
気力不足で、仕上げカンナと、組立ては明日へ先送り……。(恥)
追い込まれないと、もうひと息の気合いが湧かないのは、もう一種の病、悪い癖だ……。
だらだらとしてる間に、なんともう今月はそんなとこ。
ちなみに今年も折返し、返す言葉もない。

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2006年06月29日

座面の木取りと背板成形

2脚で納品させていただく分には、ケヤキの並びで共木取りができる板で、
ヤマザクラの脚の分にはトチのテーブルを木取った厚板の半端を割り返してストックしていた分を使う。
また厚板の半端が溜まっていたので、この座板に使えるように、まとめて割り返して養生しておく。
アトリエのプレナーが長さ210mmから送れるので、ちょうどこの座板の木取り寸法と都合がいいので、こういう一見使いづらそうな端材も、こうしておくと使い出がある。というより、わざわざこの材を別途探すほうが厄介であったりする。
後、背板の成形はいつも通り、帯のこで荒取り後、反り台カンナで追い込んで仕上げまで。

夜、例の机用の集成板を家に持って帰りセッティングしてみる。
やっぱり自分の場所ができると嬉しいのか、まだ仕上がってない机で早速、宿題を始める子ども達。
好きな事が見つかればと思うが、深く追い求めるがあまり、周囲に心配をかけ続け、いらぬ苦労も募る自分の生き様を思うと、それもいいけど、そうでなくてもいいかもとも思ったり思わなかったり……。(親心となると複雑だね。)
彼らの未来は、彼らの未来である。
自分達にできることは、そのバックボーンを築くことぐらいである。
なんて子どもの心配以上に自分の将来のほうが心配……。今日はそんなとこ。

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2006年06月28日

ホゾ取り

この椅子は幕板のホゾ同士の取り合い部が大きくなるのと、強度を増す為にホゾ先を3枚で組んであるので、見た目のなりの割りに、見えないところで手間がかかる。
あくまで当たり前とも思えるカタチを、少し丁寧につくり込むことで、見た目以上のなにかを感じていただければという、自己満足的要素が強いようにも捉えられがちであるが、子どもが扱うという予測不可能な状況に置いても、必要十分以上の強度を確保するという、用途としての意味合いが最も強いことは、単なる言い訳ではないつもりである。(その長ったらしい解説が、すでに言い訳のように聴こえるのだが……。)

子どもの椅子にとって必要な要素は、隣に並べた椅子より少しばかりカワイイとか、キテレツなデザインということよりも、流行という流れから鈍重と思われようとも、実直に素直につくられた、カッコイイ椅子であると思う。(結局、カッコイイのがいいんじゃないか!? で、この椅子はそれを満たしているとでも……?)

のだ……。今日はそんなとこ。(で、いつでき上がるの??)

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2006年06月27日

業務日誌

部材に墨付けをしてホゾ穴を掘る。
一脚分は、ちょっと違ったデザインを思いついたので、試作するのに置いておく。(いつカタチになるのだろうか?これだけいつまでも部材のままなんだろうな……。)
うちの子ども達の机になる4mのタモの集成板が届いたのだが、さすがにこのままでは置いておき様がないので、甲板の長さだけ決めてしまう。(といってもスチールキャビネットを両端に置いて、この板を渡すだけなのだが……。)
後は、カミさんが仕上げて塗装することになっているのだが、いっても毛羽取りして塗装するだけなので、こっちで面取りだけさっと済ませて、あとは家に持って帰って子ども達と一緒に作業するのもいいかもしれない。
カタチだけでも、自分達で使う机を自分達も一緒に作業すれば、ちょっとは張り切って勉強する気になるかもしれない。(自分が自分なので、ことうるさく勉強しろとは言えないからね。)

他にもあるのだけれど、ちょっと今日はそんなとこ。

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2006年06月26日

月曜日

御木楽工房の木工教室の生徒さんの若者が、Jクオリアの大阪府和泉市にある本社工房へ松下氏を訪ねるというので、ちょっとブラックウォールナットの材料を分けてもらう用事というついでもあったので、柿花さんと一緒に3人で出かける。(仕事を放ったらかしてか?)
もう昨年のいま時分、工房立ち上げの時に機械が入って依頼、ご訪問していないのだが、そういえば、もうそんなに経ったのかと、いや、もっと経っているような気もしないではないと、記憶のアンバランスゾーンに迷いこんでしまう。
それにしてもここの工房も、職人さんが綺麗好きの片付け上手で、ほんと綺麗に片付いてて感心極まりない。
こういう片付けられる性分の人が羨ましい。
まあ、片付けも仕事のうちなので、できないことを言い訳しては、仕事できないといってるのと変わりないので、あまりこのようなオフィシャルな場で大々的に公言すべきことではないな……。(恥)
そんなことで月末を前にいまいち手は進んでませんが、今日はそんなとこ。(いいのかそれで!!)

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2006年06月25日

百聞は……

こういう方が、こういうココロミをされていて、そのココロミの場があるこここういうイベントをやっているので、井本氏を誘い出かける。
この空間でこういうことをやっていたが、残念ながら、この方とは行き違いになってしまったようでお会いできなかったのだが、かわりといっちゃなんだがそこでイベントをしていたこの若者と少しお話しをさせていただき、世の中、まだまだオモロイ(面白いの意)ものだと感心するやら、驚かされるやら……。

また、この界隈が時々耳にする空堀界隈だということを初めて知って、こういう場所にも立ち寄ってみる。

その後、この方が、個展こういうところでされていたので、そちらにも寄らせていただく。

何事も百聞は一見にしかず……、今日はそんなとこ。
(ちなみに遊んでる暇があったら仕事しろ……。)

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2006年06月24日

普通の仕事

まだ部材の長さ決めをやっているところに、仕事の遅さが垣間見られて恥ずかしい……。
同じ寸法の部材でも組み合わせが決まっているので見失わないように、また組上がりの木目の流れかたにも気を配りつつ作業を進める。

丁寧と遅いはプロを自認する者の仕事においては別意であることは、それを遅々として進まない仕事への言い訳としない為に心しておかなければならない。
今日のひとこと……。で今日はそんなとこ。

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2006年06月23日

小疲れさんです。

木づくりするのに、細かい部材が数あると、プレナー通すのに、こっちから入れてあっという間に向こうから出てくるので、あっちいったり、こっちいったり、まるでコマネズミのように動き回らないといけない。
まあ、当たり前といえば当たり前の作業なんだが、こういう小さい動きの積み重ねも意外に疲労を招く。
その上、だんだん金曜日ぐらいになると週の疲れも溜まってくるもので……。

じょじょに書いてる内容に加齢臭を感じるのは気のせい?
……今日はそんなとこ。

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2006年06月22日

梅雨らしい雨の一日

いまいち仕事が進んでいないのも、雨のせい……?
気分がのらないとか、月末が迫りつつある昨今、そんな悠長な場合でもないのだ。
そもそも気分がのらないとか、甘ったれた台詞は、職業人たるものそうそう口にするものではない!!!

それでもこんな日は憂鬱……、今日はそんなとこ。(それだけ?)

……それだけ。

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2006年06月21日

キャンドルナイト(ごっこ)

部材の数が揃ったので、木づくりに移る。
また明日から雨ということらしいので、湿度変化で部材の管理に気を使わされる。
それでも今のお仕事は、基本的に部材寸法が小さいので、比例的に収縮も小さくなり、角材ということもあり、木取り方向で木を使っていれば、比較的影響は少なめなので、時期的にこのお仕事にあたっているというのも、不幸中の幸いと前向きに考えておこう。
梅雨明け近くまで、比較的そういう影響の少ないお仕事が繋がっているのも、収入の割りを除けば、幸いかもしれない。(いや、根本的には幸いではないぞ、前向きすぎるのも考えものだ……。)

夏至と冬至の日の夜に『100万人のキャンドルナイト』というイベントが、数年前から行なわれているのだが、今年は満を持して我家でもイベントに参加してみることをいつもの如く急に宣言して、キャンドルを買って家に帰る。
何の前置きもなく、部屋中の電気を消してロウソクに火を灯しだしたので、宿題はできないわ、暗いから怖いと言われるわ、挙げくロウソクの火でお風呂に入らされるわで当初、不評も散々であったが、しばらくしてほのかな明かりに慣れてくると、じぶんちショールーム自慢のトチのテーブル(さりげなく宣伝と自慢もするわけだな。)の上に置かれた少しのキャンドルの明かりの前で、子ども達と、電気を消して過ごす意味を理屈っぽく語ってみたりしてみた。
暗くなると自然と眠くなるもので、そうこうする間にも子ども達の就寝タイムになり、なんとなくうたたねしてる間に、イベントの時間も過ぎてしまっていた。
そうして過ごして、改めて電気をつけてみると、良い悪い抜きにして、やっぱり明るい電気って便利だと思う訳で、そうすると今ある便利さをすべて否定するのではなく、必要なモノ、余計に使い過ぎているもの、そのあたりの分別をわきまえて生きる必要があるのではないかと思う訳。
それがいわゆる持続継続的社会という考え方に繋がっていくのではないだろうかとも。
サスティナブルだとか、ロハスだとか、言葉が先に踊ってもそれがキャッチーで興味を持たれる切っ掛けになることは、否定もなにもしないし、そもそもできない(今日もちゃんと踊ってるからね。)のではあるが、なんだかまどろっこしい言葉以前のなにかがあるようなきもしないでもない……。(なんだうやむやにするのか。)

うやむやうやむや……、今日はそんなとこ。

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2006年06月20日

まだ木取りの続き

で、セオリー通りに目立つところの大きい部材から帯のこで挽きながら、コタツの脚を木取ったヤマザクラの残りやらも使って木取っていくと、なんだかんだで5脚分の脚が取れたので、なにかの時の分に2脚部材でつくり置きしておこうと、また幕板やらの部材の分の材をかき集めて回らないといけなくなる。
かかっている手間時間を考えると、レギュラーのフリッチを使ったほうがどう見ても割りがいいのは明白であることもわかっているのだが、ここでそれをしてしまうと、半端材のストックが減らず、下手をすると新たな半端材を増やしてしまうことになりかねない。
ここで負担したコストはつもり貯金だと思うことにしている。(まあ、貯めてるつもりが実際には負債を増やす訳だが……涙。)

ヤマザクラが脚になる一脚は、お孫さんへとご依頼いただいたお客さまのそのアメリカにお住いの女の子のお孫さんに、少しでも日本の空気を感じてもらえるかもしれないので、これを使わせていただくことにしよう。

朝晩と日々の気温のギャップのせいか、はたまた歳のせいか、疲れやすくて取れにくい。
かといって、早く帰って寝ると、それが、寝たら寝たで、寝すぎるとかえって寝疲れするし……、ほんとどうしたものかの今日はそんなとこ。

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2006年06月19日

暴力的な暑さ

ここ数日と比べ、異状に感じるぐらいの暑さ、蒸し暑さで、これではこの先の夏の猛暑も思いやられる……。
溜まりに溜まったアトリエの切り屑、おが屑、集塵機の削り屑を片付ける。
土場の片隅を囲って溜めておくと、灰汁が抜けた頃、ご近所の畑に蒔くのに持っていってくれることになって、ことおが屑の処理に関しては、悩みが解消して助かっている。
まだまだ周りが田園風景の片田舎はこういう時にありがたい。

木の工房KAKUでは珍しい定番といっていいだろう「風汰の椅子」を3脚制作にかかる。
カタチは定番ではあるが受注制作で、その都度、取り都合の良い材を使うので、毎回、材によって微妙だったり、かなりだったり雰囲気が違うことを逆手にとって売りということにさせていただいている。
今回は、ブラックチェリーの半端が溜まっているので、それを使う。
この椅子をブラックチェリーでつくるのは初めてなので、どのような見え方をするか想像するとちょっと嬉しい。
ただ、半端からの木取りなので、歩留まりと見た目をうまく組み合わせないといけないので少し手間取る。
完成品の大なり小なり関係なく、木取りはすんなりといかないものである。
キリがないので、どこかしら踏ん切れる大胆さも必要なところ。
これが、鑿でなく蚤の心臓の自分には、なかなか墨が決めかねる。墨が決まったところで、刃を入れかねたりするので、より一層……。
いきなり躓く(毎度の如く)今日はそんなとこ。

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2006年06月18日

ちょっと語源の旅

朝から、事務所でひと通りのいつものお仕事。(犬の世話含む。)
お昼から、木の暮らし研究会のイベントで漆工芸の西村さんの教室(関係者各位には大変申し訳ございませんが、どうしてもここには、内容的に語弊を招き兼ねませんので漆教室とは書けませんでした……。)があったので、賑やかしも兼ねて家族で参加する。
半日の時間の中での体験教室なので、実際に漆を使わずにニスを使って、アクセサリーの透き漆重ね塗り技法の工程を擬似体験するという内容であったが、リツキも興味を持ったらしく、ペンギンのカタチに切り抜かれていたバッチを先生にご指導いただきながらなかなかうまく塗り分けていた。
自分も、もう数年前に額の切り欠きで出る細い棒を寄せ木風に集成した板のこれまた端材の残りの切れっ端を直角二等辺三角形に整えたモノ(また回りくどい表現であやふやにしたな。)を持参していたので、それをまた角を丸めてそれらしくして、倣って塗ってみた。

ちなみに、昔から図画工作の時間でクリア仕上げといえばニスということで、何気にニスニスといって使っているのだが、ビンに貼ってあるラベルの成分表を改めて見てみると、主成分:ニトロセルロース etc...とあり、少し興味深くなったので好奇心で語意を検索してみると……、

ニス=varnish(バニッシュ)→ワニス→ニス

いわゆるこのニスは、通常ニトロセルロースラッカーのことで、ニトロセルロース(硝化綿)を溶剤に溶かしこんでシェラックの代用とした化合物の塗料で、

シェラック(shellac)→ラック→ラッカー

と、またひとつ無駄な知識が増えたところで今日はそんなとこ。

ちなみに今回つくった(塗っただけ)の二等辺三角形の木片が結構いい感じになりましたので、ご希望のかたおひとり様にバッチにしてなんと太っ腹にプレゼントいたします。
送料はご負担ください……。
お申込は……、もなにもメールください早い者勝ちです。(勝手ながら単に手間を省かせていただく為、発表は発送にかえさせていただくことご了承ください。)
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2006年06月17日

そんなこんなで一週間

なんだかんだとひと通り落ち着くまでの一週間。
次のご注文の制作にもかかりはじめないといけない。
つくったモノだけが即収入に結びつくというところに身を置くと、つくれない時間もすべて含めての事業経営だと、ビジネスだと理屈でわかったつもりでいても、モノをつくらないと意識レベルで情緒不安になる。

アトリエに籠って作品をつくり溜めて一気挽回のチャンスを待つのもやり方だし、工房の脇にショップ構えたりマスメディアをうまく活用するのもやり方で、うちのこれもやり方、それぞれに見合ったやり方を形づくっていくことが大切。それがどこかの真似から入ったとしても、自分なりを人の心に届けようとするなら、結局は自分なりのほうが強くでてこないといけない。のだと思う。勿論、それが人の心に届けようと思えるものないといけないことは言うまでもない。
って、あれ、なんでこんな話になってしまったのかな……。(情緒不安だからさ。)
ああそうか。それならまあ、今日はそんなとこ。

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2006年06月16日

日々雑感(って今更なにを……)

サイトの更新とは名ばかりの更新をとりあえず済ませる。
カミさんを家に送らないといけないので、サーバーにデータをアップしてキリの良いところで業務終了。
早く帰ったので、たまにカミさんの手もお休みさせてあげようと、家族四人で廻る酢飯の上に魚の切り身を載せた食べ物のところで外食する。(お鮨の尊厳をそこまで回りくどく表現してまで、どうしても守りたいんだな。)
しかし、こういうところは、腹減った時に行くものではない。(それじゃあ、いつ行くんだ!?)
子ども達、特にフウタが一端の量を食うので、予想外に散財してしまった。
ただでさえ入ってないのに……。嗚呼、今日はそんなとこ。

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2006年06月15日

五里霧中

サイトの更新をしよう手をつけるが、この時期なので、また上っ面だけでなんとか丸くおさめてしまおうと企むのだが、ふとサイトを改めてみると細かいところで気になる個所が気になり、気になり出すと止せばいいのにそういうところに手を付け出して、返って路頭に迷う。(よっぽど気になったんだね……。)
そんなことよりナウでヤングな今風サイトに抜本的に改革することのほうが重要であることは、今更あえて云うまでもないことなのであるが、そういうちょっとやりやすい、やった気にもなれる些細なことに手が進んでしまう。
そして本来なら一日で済んだであろうことが、次の日にも持ち越され、そしてもっと大事な全体のスケジュールが先送りになっていく。
わかっているんです、わかっては……。
言うがやすしで、なんでやねん!!……今日はそんなとこ。

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2006年06月14日

時には淡々と一日を綴ってみる

朝5時過ぎ起床、珍しく寝覚めが悪い。
目覚ましにシャワーを浴びて、ガソリン代節約の為、軽トラに乗ってアトリエへ。
納豆とインスタントみそ汁、サトウのごはんで朝食。
食後にインスタントコーヒーに牛乳たっぷり入れて一服しながら、まずはメール&サイトのチェック。

レオ(雑種2歳ぐらい)の散歩で裏山へ、ついでに溜め池でカメ(ミドリガメ)を捕獲。

いただいたメールに返信したり、掲示板にレスしたり、なぜか昨日の日記を書いていたり、はたまた、次にかかるお仕事のお客さまとメールで進行確認のコンタクトをとったりとしてる間にお昼。

お昼は社長とふたりだけだったので、賄いに、しめじと豚肉を炒めて濃縮ダシで甘辛く軽く煮たのをトッピングにぶっかけソバをつくり食す。

荷物とかスタイルブックの発送とかも自分の仕事だもんで、たまのことだが、そういうこともやって、サイトの更新のことも気になりつつ、まず先にお客さまにご提案する図面とイラストを先に手がけて、メールで送る。
このイラストもフォトショップで彩色しているのだが、一見微妙な雰囲気を出すのに、結構レイヤーで色を重ねてたりするわけだが、それでも一見何気ないので、実は単なる自己満足……。

寝起きが悪い日は一日眠気が覚めないので、だらだらしているのも無駄だと思い、明日の為に気分を切り替え早めに帰る。
晩飯を食べてると、フウタが宿題の本読みを聞いてと国語の教科書を音読しだしたので、それを聞いて評論、次にリツキがカキカタの練習をしだしたのを傍目に、子ども達が図書館で借りてきた手塚治虫著『三ッ目がとおる』を読み、眠くなったので適当に布団に入り就寝。とまさに淡々と今日はそんなとこ。

……えっと、仕事はいつしてるの?
しかも、なんかカッコワル……。

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2006年06月13日

あれれ……。

先日からやりっ放しの道具を手入れしながら片付けたり、月末に電話の引落しができてなくて、電話が止まったとカミさんから電話があったので、そうやってケータイから電話掛けてきてるんだから、別にいいじゃないと返せば、呆れて怒りを買われたり、なんだかんだで暮れていく一日。
先のお仕事の図面とイラストも今週明けてからといいつつ火曜日……。今日はそんなとこ。

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2006年06月12日

あら、月曜日

最近、疲れが長引くのです……。
若いという範疇から徐々に足を抜きかけているせいでしょうか。(まあ、若者から見ればすでにおっさんなんだけどね。)

なんか中途半端に残していたデスクワークをして、結局片付けも侭ならず一日が過ぎる。
次の仕事にもかからなくてはいけないし、疲れてる場合でもない。

そうそう、ルータのハンドルを注文していた PriceCutter.com から、昨日荷物が届いた。
一昨日付けで届いた発送完了メールにShip Date: 06/08/2006 となっているので、先方指定で FedEx のAIR を使って届けられたのだが、都合3日でお手元にということになる。
荷物のボリュームにもよるのかもしれないが、他にちょこちょことお買い物して送料$45.74なので、品数10点で単純割りして一点あたり$4.57 とすると特別安くもなければ高くもないといったところか。
そう考えると、こういうツールも入手しやすく身近になってきていると実感する。
今回、メールのやりとりで、こちらが英文を理解できておらず、ちょっとすんなり取引できなかったという反省もある。
世界も狭くなってきていれば、言葉も少しは駆使できるようにならないといけないようだ。
Yahoo翻訳に頼ってばかりじゃダメだこりゃ……。今日はそんなとこ。

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2006年06月11日

お疲れさまの日曜日

一晩クルマを走らせていただき、丁度出発から丸一日足らずの午前四時過ぎ、納品から戻る。
その後、ここ数日の追い込みでほぼ手つかずになっていたデスクワークをし、午後からオープンルームでの積み木遊びのワークショップをして、夕方、地元、熊取町の永楽ダムでのホタル鑑賞会へ出かける。
積み木のワークショップから遊びに来ている井本家一家に、なんと今朝分かれたばかりで夜通しクルマを運転していただいた柿花さんが奥様とご一緒に合流してくださり、そればかりか奥様には子ども達が喜ぶだろうからと洋食焼きを振舞っていただくという丸々お世話になりっぱなしの状況……。
ホタルは去年より、下流のほうに、数も多めに観ることができた。
……お疲れさまでした。の今日はそんなとこ。

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2006年06月10日

納品紀行

なんだかんだで出られる段取りになったのが、朝方4時。
そこから一旦、着替えに家へ帰り、一晩中出発をお待ちいただいた今回の搬入と運転(実際には運転がメイン)をお手伝いいただく工房御木楽の柿花さんをお迎えに上がり、積み込んで出発できたのが、5時半ごろ。
そこから一路、神奈川県藤沢市の一軒目のお客さまのお宅へクルマを走らせる。(実際には横に乗って寝ているだけなので、正しくは、走らせていただく。)
途中、特に目立った混雑もなく、若干危険な目には遭いながらも、富士山も綺麗に見え(ここ数年、この道を結構往復しているが、富士山が見えたのは初めてでちょっと感激)、東名横浜町田までは順調に走ったのだが、下道におりるとルート的なこともあったのだろうが、一変してクルマが込みだし、地の理もないので、そこからまったく到着までの予測がつかなくなってしまった。
それでもようやくお宅へ到着し、入梅時期にコタツを納品させていただくというお互いに稀有な申し訳のない状況でありながらも、完成品を見てお気に入りいただくことができ、無事に納品を済ませる。

そこから、埼玉県草加市の二軒目の納品先、玩具メーカーで同期入社した友人夫妻宅へ向かう。
混雑を避ける為、横浜から首都高を港側にそって北上し、都心部を迂回するルートを取ったので、縦断といっていいぐらいの距離を思いの他、時間を食わず移動することができた。
お宅のあるマンションに着くと、子ども達が待ちわびていたように、エントランスの前まで迎えに出てくれていた。
早速、姉弟のお部屋に学習机を運び込むと、そこには、4年前にお姉ちゃんの為に制作させていただいた学習机も置いてあり、女の子らしく(昨今、こういう表現を避けるきらいがありますが、自分的には性差はあって然りだと思いますので、あえて使わせていただきます。)綺麗に使ってくれていて、木色の日焼けしたいい色加減が、より味わい深く変化していた。
最部まで気になって見てみるが、特に透いたりガタがでたりするような問題もなく(4年程度であっても困るのであるが……。)、またこれからも大事に使い続けていただけると思うと、制作者冥利に尽きる。
あいにくご主人のほうは、お仕事で留守にしていたので久しぶりの再会はできなかったが、これまた同じく同期だった奥様と子ども達の元気で大らかな笑顔を拝見する限り、仕事が忙しい中でもきっと幸せであろうことは、想像に難しくなかった。

そもそも出発が遅かったのが悪いせいなのだが、ここまでの予定ですでに夕方になってしまったが、折角なので、丁度、暮らしの中の木の椅子展をやっているので新宿のOZONEへ見に行ってみようと都心へ向かうが、途中、ルート的に先に青山界隈の無垢の木系インテリアショップで市場調査をしようと、また余計なことを言い出してしまい、そこで歩き回って予想外に時間を食って、結局オゾンへ着いた時には会場時間を過ぎてしまっていた。
時間を曖昧に覚えていたことが甘かった、まさか都内のこんなところが19時で閉まるとは読みが甘過ぎた……。
で、胸にある若干の心残りを吹っ切ろうと、目黒方面へ向かおう!!とは、誰かさんのお陰で寝不足でお疲れの柿花さんのお顔を拝見すると流石の自分でも言い出すことができず、そのまま大阪に向い帰路につく。

いや、いいんですよ、本来の目的は納品ですし……。と負け惜しみながら今日はそんなとこ。

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2006年06月09日

ちょっともう時間が……

引き続き、組立てから、最終仕上、完成へ。
2点同時進行でやっているので、気を使い、頭も使う。しかも頭回ってないし……。
と、調子良くいきたいところであるが、そうは問屋が卸してくれそうにない。
同じものふたつ進行するのとは訳が違った、この状況だとより一層。
神奈川県藤沢市と埼玉県草加市へそれぞれ納品させていただくので、ETCの割引が適用される時間のうちに出たかったのだが、読みが甘かった、どうも無理みたい。
経費節約叶わず……、残念。
もうひと息のところで終わりませんの今日はそんなとこ。

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2006年06月08日

追い込み追い込め

部材を仕上げて組立てにかかる。
梅雨入り宣言のお陰で、コタツヤグラの鏡板が伸びてしまって枠に納まらなくなってしまった。
北米産人工乾燥の材は、加乾燥な分、湿度に過敏に反応するように思う。
下準備の木づくりして、馴らしておくと、大抵、反りもどりの方向(木裏へ)反ってしまう。
厚みを割りかすことになるので、なるべく柾目に近い木取りをして、はやくから割っておいて馴らしていたのであるが、それでも薄いが故に過敏なようである。ちなみに板目であったらもう少し寸法が伸びていただろう。
いずれにせよ、このままだとどうしようもないので、ちょっと強引ではあるが、オイルヒーターにシートをかけて、簡易乾燥室にし、温度と湿度の様子をみながら寸法が戻るまでそこに入れておく。
ちなみに、納まってから伸びても桟に逃げの溝を切ってあるので問題はないのであるが、そう考えると、組立ての手順がちょっと怪しかったこともバレてしまうので、この話題はこのへんにして……。
明日一日でカッコがつくのか怪しくそして焦りつつ今日はそんなとこ。

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2006年06月07日

抽き出しの加工

一杯だけなので、機械のセッティングの手間が少ない昇降盤だけで加工できる仕口で組む。
把手代わりに前板の下端を伸ばして、テーパーをつけるのだが、豆ガンナの木端を同じ角度で削り、せめガンナ風にしてそれで加工する。
そんな感じで、あっさりと今日はそんなとこ。

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2006年06月06日

刃口埋め

組立て前に部材の仕上げ削りにかかるのに、平ガンナの刃口を埋める。
気になりつつ騙し騙し使っていたが、いよいよ騙しきれなくなってきた。
ついでといってはなんだが、中仕込カンナのほうも、ひとつやっておく。
構造って意味があって、刃口ひとつとっても、やっぱり理に適っているんですよ。
さあ、しっかり削りましょう。
ちょっとすっきりした今日はそんなとこ。(けど、気持ちいいのしばらくだけなんだな……。)

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2006年06月05日

興奮覚めやらず

二日酔いも覚めやらず……。(恥)
気持ちを落ち着かせて、そしてまた日常へ。
吸付き蟻を仕込んでしまう。
夕方、リツキの靴が古くなったので買いにいくというので、段取りのいいところで早くしまう。
ぼろぼろになった靴をみると、自分の甲斐性の無さ加減に若干申し訳なくなるが、一緒にかっこいい靴を選んでせめてもの罪滅ぼしと思い、買い物にでかける
自分がお洒落だと思って薦めたライムグリーンがベースカラーのスニーカーを、父親を立てよう一旦はその靴を選ぶが、その前に彼自信がカッコイイと手にした獣が横っ飛びしているトレードマークのスニーカーがやっぱりいいと思っていたようで、どうも横目で見ているので、自分的にはこっちのほうが絶対お洒落でかっこいいし彼に似合うと思うのだが、彼本人の意志も尊重しないといけないと思い、あっちで缶コーヒー飲んでくるから自分で決めてと、カミさんとふたりにして、その場を離れる。
しばらくして、嬉しそうに報告にきた彼が選んだのは、自分が選んだのとは違うほうだった、微妙……。
絶対、あっちのほうがお洒落で似合うのと思うので、両方買ったらというと、お兄ちゃん一足しか靴持ってないのにと天の声に牽制されてしまった。
もう、そんなの靴のテイストまで自分で選ぶようになったのか……、複雑な心境な今日はそんなとこ。

でも絶対あっちのほうがお洒落で似合うのに……。

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2006年06月04日

なぜか突然、名古屋

丸善 名古屋栄店で、「CHAIRS 家具作家の仕事 2006」という、高橋三太郎氏、谷進一郎氏、村上富朗氏の現代工房家具における巨匠による椅子を中心とした展示会があり、その一環として三氏が会してのギャラリートークが行なわれるということで、そこにまたいろんな人が集まるという噂をJクオリアの松下氏より聞きつけ、名古屋に向かう。

ギャラリートークも三氏そろい踏みで、これもなかなか機会のない貴重な面白いお話をお伺いできたのであるが、それよりなにより、トーク終了後、会場の聴講者へ向けて、高橋三太郎氏より、第二回戦と称してご会食の呼びかけがあり、大阪からは、先日Jクオリアでの展示会の際に会食をご一緒させていただいたメンバーで、少なからずご面識いただいていたこともあり、会場でご挨拶させていただいた早々に、直々お誘いいただけたこともあり、こんな機会もそうそうないと参加させていただいたことが、相当に貴重な体験をさせていただいた。

近くの中華料理店に会場を移し、ひとつのテーブルに三氏と、静岡より馳せ参じられた工房悠の杉山氏、中部木工界の古株ということが今回お会いしてわかった掲示板に書込みをいただくMudada氏、女流木工家の草分け的存在で関西工房家具の大御所、岩崎久子氏もご同席され、まさに工房家具界における神々の宴に迷い込んだというぐらい凄い場面にご一緒させていただくことができた。
トークの聴講者には、もっと若い制作者らしい人々の姿も見られたので、もっと自分達みたいなのがいると思っていたら、蓋を空ければ、このような嬉しいを飛抜け、もはや恐れ多い、状況に身を置くことになっていた。

にも関わらず、緊張で舞い上がって大人しくしていたのもお酒が入るまでで、あとは、いつもの如く……。
そんな語り尽くせない程の出来事でしたので、きちんとした状況(言い換えると傍若無人、若気の至り)は、業界のオピニオンリーダーと敬ってやまない杉山氏のブログの当該記事へ参照リンクさせていただきましたので、そちらをご参照ください。

空いた時間で、岩崎氏が旧知の仲でいらっしゃる宮本家具工房へ、まだこちらの工房は移転されてからご覧になられていないということで、折角だからとご案内させていただいたり、最寄りのギャラリーでの気鋭の同世代の制作者、般若芳行氏(御大方が次世代を担うとご推薦される逸材だそうです。)の個展を大御所方と大挙して見学に訪れたり、はたまた、帰りのクルマでご同乗いただいた岩崎氏と第3回戦さながら、興味深いお話をいろいろとお伺いしたり、充実した一日を丸々過ごさせていただくことができた。

すごい今日はそんなとこ。

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2006年06月03日

業務日誌

脚柱を角丸に削り込むのに、買ったままで置いてあった豆平ガンナを一丁を仕込む。
角丸を削ると、そういう台の減りかたをしてしまうので、この一丁をそれ用にしておこう。
荒取りは、軸傾斜昇降盤の刃を2パターンの角度に傾けて3工程で行なうのだが、このような作業においては、定盤傾斜の昇降盤と比べ、格段の作業の安定性がある。
衝動買い的で、ちょっと奮発した投資で、より一層真綿が締まってくるのではあったが、比較的新しめの機械で部品もしっかりとしているし(とはいえ昭和60年代の機械ではあるが、中古機械業界では多分にこれでも新しいほうに入る。)、まず丸ノコでの加工を考えるというスタンスからも、これから十分に活躍の場があると思えば、多分、結果的にはいい判断だったと自分に言い聞かせておこう。
ホゾ取りが無いと不便なので、結局両方必要なのではあるが、持ってるもの処分することもないし、とりあえずは場所も許されることであるし……。
あとは、学習机の吸付き蟻を仕込んだら大詰め。
とまあ、今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 23:59 | トラックバック

スクレイパ−、スクレーパー、スクレッパー、scraper……?

ルーターで欠き取った凹部の加工表面の逆目を仕上げるのに、手持ちのカンナだとちょっと入らないので、ハワイ在住の熊取町立北中学校の同級生から、木工のテレビ番組を録画したDVDと一緒に送ってもらったスクレイパーを使ってみることにする。
ちなみにここで買ったそうで、Clifton Sheffield Made in England と刻印されている一見すると(もなにも)英国製のただの鉄板なのである。
舶来の木工本を読むと、仕上によく使われているのを目にして、この鉄板がどれだけの仕事をするのかと、テキスト通りに研いで刃返りをつけて削ってみると、思いのほか、きちんと削り屑をだして削れるのには、目から鱗……。
まあ、鑿を立てて使うのと切削原理的には似ているのかもしれないが、あれをするとすぐ刃が切れ止んでしまって否なこともあるし、下手にサンディングペーパーを使うより、切削は早い感じなので、使い勝手をきちんとマスターすると、これは結構使い出のある道具かもしれない。
しかしこれ、日本の木工道具史にまったく引っかかってこないというのが面白い。
鉋身などの鋼の製法、性質の違い、加工する材種、仕上方法の違いにも関係するのかもしれないが……。

かなり今更感もあるが、これはなかなかの不意の収穫であった。
今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 09:55 | トラックバック

2006年06月01日

水無月

ということで、なんの前触れもなく6月に突入。(十分あったでしょうが!?)
兎に角、今の仕事があまりに長引かせ過ぎてしまっているので、ペースが掴めているうちに淡々と制作進行させる。
先の仕事が、どんどん先送りになってしまい、お待ちいただいているお客さまには、ご迷惑、ご心配の掛け通しで、ひとつずつきっちりと納めて前に進んでいく他にお詫びのしようがない。
次を待つお仕事が有るというのは、プレッシャーでもあるが、気を確かに保てる支えでもある。
急いていないからいつでも、という言葉についつい甘えさせていただいているが、甘え過ぎは禁物であることは言うまでもない。
進める時に進んでいよう。
今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 23:59 | トラックバック

 

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