ちいさな工房の毎日を綴ります。
題して
「ふつうの木工家?のふつうの日々」

« 2010年04月 | メイン | 2010年06月 »

2010年05月30日

カクジツに歩めているのだろうか……

KAKUの心の師匠“秋田先生”ことプロダクトデザイナー秋田道夫氏のWeblog『Information』に早速『セモタレノカクド』展をご紹介いただきました。

ありがとうございます。

本当に恐れ多くて、そして本当に嬉しいです。

し、しかし……、ご紹介いただいて恥ずかしくない展示にしないと……。(焦、汗)

http://www.michioakita.jp/whiteboard/2010/05/-kaku-199911-20-5.html

投稿者 KAKU : 23:59

2010年05月23日

トチ一枚板ソファテーブル

ltable2010052301.jpg

<ソファテーブル>
主材:トチ/脚部:ブラックウォールナット
トチの一枚板を使ったソファテーブルです。

このタイプのものは自然なカタチをそのまま使えばいいのですが、今回は、少しモダンなアレンジにチャレンジしてみました。

切りっぱなしだと単調になりがちな木口に少しリズム感を持たせたいと思い少しテーパー気味に、緩やかな曲面で削り上げています。

脚部は、トチの色味とのコントラストでブラックウォールナットをセレクトし、二枚ほぞで天板に直接木組みしています。
木口とのつながりを意識して、外側に逆テーパーとして、曲面に仕上げています。

ltable2010052302.jpg

ltable2010052303.jpg
ltable2010052304.jpg
ltable2010052305.jpg

投稿者 KAKU : 23:59

2010年05月16日

名古屋にて

15、16日と名古屋へ戻りました。(この時期は、気持ち的に戻りましたと言いたいのですよ!!)
もちろん『木工家ウィーク2010・NAGOYA』の会場です。

15日の早朝に、できたての新作椅子を2脚(なぜ2脚かというと……なのです。)積んで、名古屋へ向かいました。
懐具合がこうなので、亀山から下道。土曜日の朝がたということもあって、ほとんど止まること無くすんなりと1時間ほどで名古屋市内に入ることができ、助かりました。

diary2010051501.jpg

まずは、KAKUの出展する『森の恵み、木の家具展2010』の会場へ入るも、
会場のある電気文化会館で、当日開催の『フォーラム』の運営スタッフでもあるので、出展会場にいるのもつかの間、『フォーラム』に掛りきりになり、
その後も、夜の懇親会『木工家の集い』では、司会の大役を仰せつかりまた、その段取りで、早めに会場の居酒屋さんへ移動することになって、ほとんどブースには立てませんでした。

diary2010051502.jpg

diary2010051504.jpg

夜の懇親会も三次会のお蕎麦屋さんで撃沈してしまいました。
一次会、二次会では、お世話役なので、あまりゆっくりお話しできなかったので、三次会でと思ってましたが、睡眠不足と疲れ(が年齢)には勝てなくなっているようです。

16日、『森の恵み、木の家具展2010』も、はや最終日。
この日は、閉会まで会場に立っておりました。


(この動画につきまして、公開に差し支えございましたらご連絡ください。)

これまでほとんど会場に居れなかったので、他の出展者の方とコミュニケーションをとったりしながらのんびりと一日過ごしました。(いいのか?それで……)

閉会後、明日から通常業務に戻らないといけないので、先に搬出させていただき、
『家具の音楽』名嘉眞さんの個展『室内と情景』の会場へお邪魔して、

ラシックでの『Woodworkers Chairs Collection』の搬出と片付けの手伝いをし、

残った皆さんと『味仙』で名古屋飯の台湾ラーメンをいただいて、帰路につきました。

diary2010051505.jpg

まあ、この時点で24時前でしたので、あまりの眠たさで、名古屋市から出るまでもなく途中で仮眠をとり気づくと未明前で、慌てて帰り着きましたが……。


ちょっと振り返ってみますと。

日頃のバタバタにかまけて布石もなにも打たず、一日ぐらい会場に立っていたところで、
ええ、売れませんとも……、

なんだか、すっかり家具をつくって売っているっていうことを忘れておりましたよ。(笑)

コンセプト提案とか技術向上とか、都合のいい詭弁を並べて、つくりたいものつくって、
会場では、コミュニケーションとか、情報交換とかいって、
売れないことに慣れていってしまうっていうのも問題です。
(かといって、売り込みすぎるのもなんですが、そのくらいのバイタリティーも欲しいかもしれません……。)

「つくる手と暮らしの木」というすばらしいタイトルに対し、我が身を振り返れば、仕事に没頭というか、自分勝手して、家族や家庭を放ったらかして、暮らしから遠のいていながら、暮らしを語ろうなんて、チャンチャラ可笑しくて片腹痛くなってしまいます。

つくり手が「売れる」とか言いますと少し直球的になりすぎるかもしれませんが、そのこと(売れること)によって、お客様の手に渡り、そして暮らしの中に入り、使われていくという、モノ(道具)本来のあるべき姿を見失って、なおそれを語ろうっていうのが、本末転倒と言われてもしかたないかもしれません……。
(ちょっと饒舌になりすぎましたか……。)

ともあれ、開催中は、いろいろな触れ合いや刺激があることで、考えさせれたり、反省させられたり、力づけられたり、独りでやっていては感じられないことが感じられる貴重な機会でもあります。

diary2010051503.jpg

ちなみに、前述いたしました新作椅子ですが、2脚というのは、スタッキングできるので、そのデモンストレーションの為です。
KAKU的には、椅子は小型化に向かっています。

名古屋の二日間は、そんなとこ。

投稿者 KAKU : 23:59

2010年05月10日

木工家ウィーク『森の恵み、木の家具展2010』はじまる

いよいよ11日より、『森の恵み、木の家具展2010』がはじまります。
ということで、搬入のため、朝から名古屋へクルマを走らせました。

diary2010051003.jpg
※注、昨年の使いまわしではございません……。

木工家ウィークの合同展としては、2008年の『木工家30人展』、2009年の『家具 +(プラス) 展』『ひとつだけの家具展』に続いて3回目となります。

今回の会場は、『木工家30人展』の会場でもあった名古屋市栄区にある電気文化会館の東西両ギャラリーと倍の面積となりました。(※2008年は東ギャラリーのみ)
出展者の顔ぶれも、新規参加の方が35人中、半分を占め、また、『家具工房のテレビボード展』『木のお盆、トレー展』といった企画展も併催されて、ほんとうにそれぞれの工房の個性が盛りだくさんのバラエティーに富んだ展示となっています。

diary2010051001.jpg

で……、
さて、私、木の工房KAKUの展示は……、

diary2010051002.jpg

なんか、既視感のある絵面です……。
(変化の速度が早い昨今、変わらないことが良いこともあるのです!!)
(参照)2008年2009年

まあ、休憩室代わりですので、沢山の展示品をご覧になってお疲れになられましたら、とりあえずここで椅子に座ってくつろいでください。
ブース内のiMacでは、これまでのお仕事をスライドショーで流しておりますので、休憩がてら是非ご覧ください
(余談ですが、会場内のBGMは、このiMacから、ワイヤレスで別の場所にあるタイムドメインのスピーカーに飛ばして流しています。)

搬入後は、実行委員の皆さんとのお食事は、会場の裏にある『世界の山ちゃん』で手羽先をいただきました。

ここの『世界の山ちゃん』は、木工家ウィークのきっかけともなった、第一回目の『木工家の集い』が開催された記念すべき場所であり、会期中の出展者の集い(酒盛り)の場所でもあります。
出展者の木工家さんと酒盛りがしたい、一杯ごちそうしてやろうという奇特なかたは、閉館間際に来場されて、実行委員(兼、宴会部長)の『工房齋』齋田さんにひと声おかけくだされば、喜んでご一緒させていただくと思います。

KAKUは、諸般の事情で、次の名古屋入りは15日(土)、16日(日)となります。

あ、あと14日からの『Woodworkers Chairs Collection』にも椅子を出展いたします。
この会場も、ラシックというヤングでメジャーなショッピングビル一階のいちばん目立つロビーという、豪華な場所です。
ここにいろんな椅子が100脚も並ぶなんて、とてもすごいことだと思います。
純粋に会場を観にいくのが楽しみです。

『森の恵み、木の家具展2010』は、5月16日まで、
木工家ウィークは23日まで各会場で開催しています。
一同に、これだけの木工家のお仕事がご覧いただける機会は日本でもなかなかないと思います。
是非、機会がございましたらお運びください。

本番開始の今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 23:59

 

■木の工房KAKU■
e-mail : kaku@kinokoubou.com
All Rights Reseved,Copyright Woodwork studio KAKU

[home >>]