ちいさな工房の毎日を綴ります。
題して
「ふつうの木工家?のふつうの日々」

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2010年08月31日

“木の工房KAKU”やめます。

本日、2010年8月31日をもちまして、『木の工房KAKU』というのをやめさせていただきます。

とは、申しましても、
木工や木でのモノづくりの活動をやめるという訳でなく、

あらためていっぱしの木工家というものを目指して、一人の人間、賀來寿史として、自分の木工道と向き合い、人生を歩みたいという、気持ちの切り替えということが一番の理由です。

とりあえずここで宣言したいと思います。

木の工房KAKUは、そんなとこ。

あ〜あ、あと始末たいへん……。

投稿者 KAKU : 20:21

2010年08月30日

PEACE SUMMER 2010

今年も大阪の夏のクリエイターイベント『PEACE SUMMER』に参加いたします。
木の工房KAKUは、メイン会場の『イロリ村』で開催される『アート万博』への出展です。

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http://www.peace-summer.com/

『PEACE SUMMER』とは
2006年から始まった大阪の夏のクリエイターイベント『PEACE SUMMER』。
複数の展覧会会場に全国から様々なジャンルのクリエイターが集い、作品を展示する大型アートイベントです。
2010年はいよいよファイナルとなります。
昨年好評だった、さまざまな分野のクリエイター共演による創作舞台・ワークショップなど、夏休み期間中ということもあり、子どもから大人まで楽しめるイベントも計画中です。
もちろん、大好評だった全国のクリエイターが一堂に会す大交流会も実施します。
また、Webを活用したクリエイター間のネットワークの構築など、イベントを通じた出会いが長く続くよう、様々な取り組みを行います。
2010年も夏を暑く・・・いや、熱くして参ります!。
--公式パンフレットより抜粋--

【概要】
大阪万博40周年のこの年に、イロリ村で「アート万博」開催しちゃうよ!アート万博では個性豊かな作品、あなたの参加をお待ちしています。平面、立体、ジャンル一切不問!極的に参加するものにのみ未来は開ける!さぁ迷わず参加しよう。

【会期】 8月25日(水)〜8月30日(月)
【時間】 11:00〜19:00 (最終日は17:00まで)

[会場]
イロリ村
〒530-0016
大阪市北区中崎1丁目4ー15
TEL:06-6376-0593
FAX:06-6371-1658
http://www.k3.dion.ne.jp/~irori-05/

diary2010082401.jpg

ちなみに、8月29日(日)は、終日在廊いたしますので、よろしければお話しでもしにお越しください。

投稿者 KAKU : 17:00

2010年08月18日

「自画持参(BYO:Bring Your Own)」を体験して。

去る8月16日に
『250DOORS』という250のワークショップを集めたイベントの中のひとつ
『山崎亮((株)studio-L)「自画持参(BYO:Bring Your Own)」を体験しよう。』というワークショップに参加してきました。
http://www.artcomplex.net/doors/250sche/index.php?itemid=5794&catid=364

内容は
--以下引用--
会議やゼミなどの効果を上げるためには、参加者が主体的に発言する「創造的な場」とすることが重要です。今回、最近日本で誕生した「自画持参」という方法を用いて、みなさんと共に創造的な会話が生まれる場作りに挑戦してみます。
--ここまで--
というもの。

そもそも、このワークショップに参加しようとしたのも、
講師であるランドスケープデザイナーの山崎亮氏というヒトに興味があったからというのが、正直なところ。
(このワークショップの情報自体、山崎氏のtwitterの記事を読んで知ったことであるが……)

山崎亮氏を知るのは、数年前に「木」がらみの活動を検索していたときに、『ホズプロ』 http://www.hoz-pro.org/ という活動を知り、その活動を企画運営されている『studio-L』の代表ということが、きっかけであったが、氏の活動をみると、既成のランドスケープデザイナーという枠ではなく、もっと、人との関わりを中心に場をデザインするという、これからの地域社会の方向性をデザインされていることが興味深く、また、日本中を飛び回り活躍されている、大阪発のクリエイターということもあり、一度会ってみたい人の一人でした。

それと、このワークショップの内容についても、最近、なにかとミーティングしたりする機会も多く、会社勤めしていたことろは、商品開発に関わる部署にいたということもあり、アイディアだしの手法として、ブレインストーミングやKJ法といった手法については、多少なり実践する機会もあったのであるが、なにか新しい手法というものがあれば、行き詰まった課題についても打破できるきっかけを得られるかもしれないという期待もあり、一石二鳥で参加してみた。

いざ、参加しようと申し込んでみると、当日ということもあり、受付は締め切られていたが、キャンセル待ちでほぼ参加できるということで会場に向かい、まあ、問題なく参加できて幸い。

会場に入ると、早速、山崎氏がワークショップを始められる訳であるが、
氏の印象としては、ごっつい割りにやさしい雰囲気で、しごく明快に、人を引きつける話し方をされるかたで、参加者の中にも山崎さんを慕って参加された学生さんも多く見られ、遠目からでもその人柄(すごい人に通ずるすごさ)を感じることができた。

序段はそんなところで……、
種を明かせば、ブログを書いている参加者のかたは今日のレポートで感想をという宿題をいただいたので、それをここから……(笑)

BYOについて、手順、進め方はこちら http://jigajisan.net/byo.html をご覧いただくとして

ディスカッション下手な日本人向けのワークショップのスタイルとして、最近、考案されたものだそうで、現在も発展途上、オープンソースとして、今回のような機会のフィードバックを享けて、進化させていくということで、今回も、若干のアレンジが加わって進行されました。

アレンジされた大まかな流れとして、

まず、テーマが決まります、
この時点では、発表者はまだ決まっていないので、参加者全員がテーマについてのスピーチ内容を2分間考えます。
そして、その後、くじをひいて発表者が決まります。

発表のあと、5分間のテーブルディスカッションとなります。
(途中、少し短いかなということで7分に変更)

で、実際にワークショップが始まります。

テーマが決まって、2分間のシンキングタイムになり、
まず、ここで前に立って発表しないといけないかもしれないというプレッシャーが先に立って、起承転結のまとまったすべらない話をしなくてはいけないというハードルもあり、ちょっとした脳内パニックになってしまいます。

ここは参加者によるのかもしれませんが、
例えば、学生さんなど、プレゼンやスピーチのスキルアップも含めた訓練であれば、多少、そのあたりのハードルは高くてもいいかもしれないですが、スピーチ慣れしていない参加者が多い場合、ここのハードルは、導入時にあまり上げないほうがいいのかもしれないかもしれません。

まあそれも、数回こなしていくと、いろいろな発表者のかたのスピーチを聴くので、
多少、ハードルもさがったり、リラックスもしたりして、
いい話をしようと思わずに、なにかしらテーマに対する結論を先に考えられるようにはなってきますが……。

この手法自体は、ゲーム性もあって導入がしやすいく、また、全員が発表者になる可能性があり、適度な緊張感で、自分なりにテーマについて考えるので、参加者が全員、主体的に考えることで、ディスカッションでは、それぞれに意見を言いやすい雰囲気になっている、場が暖まりやすい手法だと感じました。

ただ、今回は、ディスカッションするところで終わっていたので、何かしら結論づけたり、話をまとめたりするのは、この手法の中に含まれないのか、また別の手法を使うことになるのでしょうか。というところが、気になってます。

また、ミーティング全体をこの流れで行うのは難しいかもしれませんが、なにかアイディアを求めたり、部分的に導入することで、ディスカッションの活性化につなげることはできそうです。
是非、試してみたいと思います。

以上、レポートはそんなとこ。

もっと詳しい内容はこちらをご覧ください。
http://studio-l-org.blogspot.com/2010/08/250-doors_18.html

投稿者 KAKU : 23:59

 

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