ちいさな工房の毎日を綴ります。
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「ふつうの木工家?のふつうの日々」

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2007年01月19日

ちょっと小丸太の製材

庭の井本氏が、縮小させる材木屋の土場に置いてある荷物を片付けにきていたので、ちょっと手伝ったりしていたのであるが、
仕事で伐採してきた樫の小丸太をお客さんのご希望で、なにかにできないかということで、それじゃあ、まずは製材するかということになった。

取りあえず作業しやすいように、チェンソーで短く切って、あとはバンドソーで、坐りの良いところを下にして半割にし、あとは普通に板目挽きして、残りを少し小割角にする。
自分にすれば、小丸丸々というのは左程ないが、作業工程自体はさして普段通りのことなのであるが、庭仕事の感覚だと、普通、切って捨てるのが当たり前のような小径の樹が、目の前で、ちゃんと木材、板になっていくのが珍しかったようで、随分と目を見開いていた。
彼も大概付き合いが長くなって、しょっちゅうアトリエにも出入りしているのに、あらためてそんなことを驚く姿に逆にこっちが驚かされる訳であるが、そもそも来てる時は手が止まっている訳だから、そんなもんだろう。
逆になれば、こっちもそんなもんだろうし……。

板になった丸太を嬉しそうに見ているが、そもそも、挽いてから、乾燥させないと実際には材にはなってないよ、と念をしておく。
小径で直通なので、無茶な乾燥をさせなければ、そんなに割れも入らないと思うが、まあ、そこまでこっちが心配することもない。

という、一日の風景を切り取って、今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 2007年01月19日 23:59

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