ちいさな工房の毎日を綴ります。
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「ふつうの木工家?のふつうの日々」

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2006年02月24日

材の仕入れ

大阪南港の平林にある小郷木材さんに材の仕入れに出かけた。
お店のご紹介も兼ねて柿花さんもご一緒。
今回の仕事で使う、ホワイトアッシュの厚めの板とブラックチェリーの薄めの板を購入。
小口でも、バンドルを開いて材を選ばせてくれるので、ありがたい。
お値段的にはバンドル買いより割高になるが、うちのように、お仕事毎に主材が違い、特に定番の材というのを決めていないスタイルの場合、なんだかんだいっても、その度に必要量を仕入れるほうが、スムーズに廻るように思う。
うちのストックをご覧いただいたことのある方ならお分かりいただけると思うが、そんなことを言っていてもこういう仕事をするなりに一応以上の材のストックもあることはあるのだが、なかなかこちらの都合通りにストックの材を効率良く使えるというお仕事が毎々ある訳でなく、こういう利子のつかないタンス貯金のような、下手すると腐って朽ちてしまうような流動資産をある程度抱えた結果、ようやく気づいたというか、行き着いた自分的考え方ではある。
手元にある在庫には、なかなかその時でないと入手できない材やら、破格値で手に入れたものがあって、それを面白く、またうまく普段のお仕事に組み込んでいくことは、もちろん常々考えていることではあるし、そういう材が手元にあることで、「いろんな木」でつくるというスタイルがあることも実際でもある。
ある程度安定して、いつでも入手できるという材については、材木屋さんに任せて、その時々の出物については、いい出会いがあればストックしていくというのが、資産の制約のある中でのうちに適した運用しかたのひとつということになるのだろうか。
まあ、そんなことを長々と話したところで、うちのストックが急に全部お金に化けて、一瞬でも懐が豊かになるということは間違ってもないから…。
当たり前だけど。今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 2006年02月24日 23:59

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