ちいさな工房の毎日を綴ります。
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「ふつうの木工家?のふつうの日々」

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2007年08月18日

サマーセミナー初日

ということで、『木の仕事の会』の企画『浜田工房サマーセミナー/椅子のモデル製作』です。

朝、現地集合し、工房へ移動、
軽く挨拶からはじまり、図面を見ながら概要のレクチャーを受ける。

そしていよいよ作業へ
まずは、浜田先生の決まり台詞のひとつ「まずは道具見せてもらいましょか。」ということで、モデル制作で重要な道具、小ガンナと木口台のチェックを受ける。

モデル制作の場合、木口台と小ガンナが寸法の調整や、傾斜加工をする丸ノコの役割になる。

今回モデルを制作する『J39』は丸棒に丸ホゾで組む構造であるが、このモデルも実物同様に丸ホゾで組む。
対して、角ホゾの椅子の場合は、針釘をもちいて、ダボ組の要領で組み立てる。
いずれの場合も、接着剤で芋付けするのと違い、モデルでも仮組ができるという優位性があるそうです。

作業中も要所要所、ポイントポイントで、小ネタも挟まれ、充実した時間が流れます。

ほぼ予定通りの時間に、全員がフレームの仮組まで済んで、初日の講座は終了。
近くの温泉施設で、汗を流し、
夕食は、浜田先生のご自宅の玄関先でバーベキューをいただき、
その後、二次会ということで、アルコールを交えて木工談議とあいなりました。

参加者は『木の仕事の会』の会員の中、上は57歳から、自分を間に挟んで、20代の会員と年代の幅も広く、バラエティーに富んだお話で盛り上がりました。
お開きになったのは、あとから参加者の方から伺ったところ、夜中の2時過ぎていたそうです。
自分もいつもの調子で、盛り上がりとともにアルコールを摂取し過ぎまして、記憶にありませんでした……。

サマーセミナー初日の今日はそんなとこ。

<本日の作業のポイント>

モデル材料
材は浜田先生が椅子のモデルを製作される中で適材として辿りつかれた「イゲム」という通称「南洋ヒバ」とも呼ばれる樹種を使用します。

フレーム構造の丸棒削り
角棒から豆ガンナでおおまか八角形から十六角形へ削り、Rに合わせたスクレイパーで成形
精度0.2mm以内で誤差におさまるようノギスで確認しながら、曲面に当て木にそえたサンドペーパー仕上げていきます。
diary07081801.jpg

モデルの精度
小さいから適当ということではなく、5倍の誤差になるということを意識して作業する。

背板は熱し曲げ
水分を含ませ、ヒートガンの温風を当て、曲げ木の基本原理で、
曲げかたも、図面通りに曲線を滑らかに再現するように、単に曲げるではなく、押す方向へ力を加えながらながら曲げるのがコツだそう。
diary07081802.jpg

木口台で部材の長さ決め
同じ長さの部材が数本ある場合、木口台にストッパーをつけて削る。
どうすれば、早く綺麗にできるか常に考える。

丸ホゾの加工
ホゾの長さの墨をつけ、胴付をカッターナイフで部材を回しながら、所定の深さに切れ目を入れていく。
この際、小刀等の片刃の刃物だと、刃が逃げてしまい不適当で、両刃のカッターナイフが適切だということです。
実際、小刀で同じ作業をしてみましたが、確かに逃げてしまいました……。
ホゾの付けかたも、真鍮パイプの穴を上手く利用し、最終的に誰にでも加工できる浜田先生流の方法で、ちょっとした治具や道具を工夫することで、加工の精度が上がります。

ボール盤で、ホゾ穴を掘ります
傾斜が左右対称になるので、向きに注意しながら作業します。
diary07081803.jpg

正直に告白いたしますと、
ここで、左右対称の意味を取り違えて、一カ所反対の角度で開けてしまったことと、
穴が逃げて少しずれてしまったのに気付かず、組んでしまってから、5倍の誤差の怖さをもろに実感しました。

投稿者 KAKU : 2007年08月18日 23:59

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