ちいさな工房の毎日を綴ります。
題して
「ふつうの木工家?のふつうの日々」

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2007年05月27日

日曜ですが……

お昼から『建築設計室Morizo-』内田さん主催の『もくちくカフェ』へ出かける。

今回は、木についてのお話でしたが、
木という素材は、関われば関わる程、その奥深さを感じる素材ですが、
それを感じる為には、まずは、触りの部分や、触れる、知るきっかけ(もちろん楽しく)も必要なんだと思いました。
こういうこと(咀嚼して伝えるということ)をきちんと面倒くさがらずにやることも、漠然と堅苦しく、理屈っぽく木を語る前に、大切なことなんだとすごくよくわかりましたよ。

夜は、同じく、内田さんの事務所で開かれるという流れで、
『スギダラ関西』という謎の団体の会合にもお邪魔させていただく。

この会は、なにやら、杉を柔らかく真面目に考える会のよう。

杉については、日本で木の仕事に関わる以上、意識せざる状況にある訳で、
(少しの期間でしたが、山形のとある杉の産地の森林組合の製材所で、雪深い時期に、ラインの一部として稼働していたこともありますし……)
ずっと思うところも「有り」で、きているのでありますが、
(スギダラ関西の母体、『日本全国スギダラケ倶楽部』については、発足当初より関心を寄せております。)
杉の消費については、正直な話、もう、自分のところのようなちいさな工房で、個人のお客さまに向けて、ちいさなことからコツコツというレベルでは、どうとも動かし様もないように感じていて、
そういう意味では、このような杉好きの人達が、全国的なグループとなって、大きくアピールしていく動きというのが、自然林を皆伐してまで産み出した、この日本中に広がる杉畑を消費するには、かなり効果的ことなのではないかと思います。
(そうとうに悪態に聞こえますが、相当に本音です。)

あと回しになった昼と夜の間ですが、こちらはこちらで、空堀『萌』『men at work』の関山さんのところで、『savoir』というお若いお二人のユニットが開催されている写真展を見に。

普段から、写真がどうこうというのは、自分のサイトに掲載する写真以外では、あまりどうこうと言わないので、どうこう言えないのですが……、

お二人それぞれの、どう?これどう??というのが滲み出ていて、
溢れ出だした表現欲が感じられる楽しい写真展でした。

関山さんとご一緒させていただいていた、イラストレーターの前田泰孝さんは、ある写真の色味にすごく惹かれていて、そういう見方、視点もあるのかと気付かされました。

savoir
5/26(sat)~6/3(sun)
at 『men at work』

今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 2007年05月27日 23:59

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