ちいさな工房の毎日を綴ります。
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「ふつうの木工家?のふつうの日々」

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2006年11月24日

ラミネート・1

でき上がったラミネート用の単板を持って、朝一から一路、滋賀県米原市の浜田工房へ。
浜田先生の所有の型を使わせていただき、座板サイズ2種で2枚、背板1枚と平板で650角のテーブルトップ1枚をラミネート加工のする指導を受ける。
随分前に技術校の実技で一度やっているのと、洋書にある情報から見よう見まねで、やってやれないことはないだろうと言われればそれまでだが、折角学べる機会なのと、材料を用意するあの手間を味わってしまうと、失敗の確率を極限まで少なくしたいこともあるのだ。

途中、クルマのウィンカーが作動しなくなるというトラブルに見舞われながらも浜田工房に到着、兎に角、まずは大きいほうの座板から作業にかかり、型でプレスして養生。
ひとつひとつの作業、ちょっとしたひと言が、すべて学びになる。
続いて、テーブルトップにかかる。
特別なプレス機無しでも、知識と工夫で、このぐらいの板はプレスできるのだ。
ただ、一見ちょっとした知恵と工夫が、普段からそういう心づもりで過ごしていないとなかなか簡単には捻り出せない。

作業的には、ノリを塗って貼っていくことなので、単板を自製してきた手間時間と比べると、想像していたより意外にあっさりとしているように感じるが、これも、多分、浜田先生の経験による段取りや手順の良さにおけるところが大きいのだと思う。
接着待ちの時間に、なにか別の課題を用意しておいてくださいという浜田先生からのメールの意味が予想以上に大きかったことにここでようやく気付いた。
次の課題のプランも含め、何点か考えていたなかで、前回からの流れもあり、自分の南京ガンナを持っていって、調子の出しかたをこれまた、手取り足取り指導を受ける。

夕方、テーブルトップと座板をプレスから外し、サイズが小さいほうの座板と背板が一度で型に入ったので、まとめて作業してしまう。
これで半日分の時間が圧縮できたので、明日の午前中に、固定する金物の加工などの指導を受けて、早めにアトリエへ戻る段取りにする。
宿泊は、今回もまた、恐れ多くも浜田先生のお宅にお世話にならせていただき、今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 2006年11月24日 23:59

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