ちいさな工房の毎日を綴ります。
題して
「ふつうの木工家?のふつうの日々」

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2006年04月20日

天然酵母の石窯焼きいちごあんパン

まあ普通の一日。
こんなことがあったということで……。(誹謗中傷では無いつもりですが、心境的にそのような文体になってる嫌いがございますので、人によられましてはお気に障られるかも知れません……。)

お昼前に、隣の和泉市の山の中で天然酵母の石窯パンを販売しているカフェレストランのある陶芸工房へ、カミさんと行ってみる。
そこの売りのひとつのいちごあんパンが、最近テレビや雑誌で紹介されて話題になっているそうである。
カミさんが以前、お友達とカフェに行ったことがあり、その時にはまだそんなに大々的にパンが表にでてなかったそうで、そういうところが近所にあるのならと、パンマニアとして興味津々出かけてみた。(仕事はどうした!?)
……まあ、ほら、クルマで10分か15分の距離ですし…汗。

さしてなんてことのない大阪の片田舎の山道を走っていると、急にクルマでごった返す駐車場と、そこに入ろうとするクルマをあしらう警備員のいる場所に辿り着いた。ここが今回の目的の場所である。
山中の一軒屋のお店とは思えない一見しての大繁盛振りが想像を遥かに凌駕していて驚愕する。
駐車場は自分の前のクルマで一杯一杯どころかどう見ても道路にはみ出ている状態だったので、少し離れた別の駐車場を案内されたのでそこにクルマを止める。
止められているクルマのナンバーを見ても、近隣以外の都市部からのクルマもちらほら見受けられて、まさに評判は上々なことはそこからも垣間見られる。

早速お店のほうに向かうと、カフェとは別棟のパンの販売窓口の前には、既にパンを求める行列ができていた。
サイトで見たところ、パンは11時半頃からの販売で、件のいちごあんパンに限り、10時から整理券を配布しての販売と記載があったので、列の感じからいちごあんパンは無理でも別のパンを買ってみようということで、列に加わって販売開始を待つことにする。
カミさんに列をまかせて、お店の雰囲気などを散策していると、程なく、パンの販売が開始された。
ここの主人と思われる中年男性が、お客さまと泉州人ならではの和やかな会話を交えながら、ゆっくりと列は前に進んでいく。
そのような調子で数人のお客さまのお買い物が済み、ある若いご婦人の番になったとき、今までの和やかな空気が一変した。
主人が、整理券ない人には売れないよ。と言うではないか。(確かに前述の通り、いちごあんパンは整理券が無いと買えないとある。)
ご婦人もそれはわかっているようで、他のパンを差して購入の意志を示す。
が、やはり主人は、整理券がないと売れないの一点ばり。
ご婦人は今ひとつ負に落ちず、あらためていちごあんパン以外もダメなのかと確認する。
すると主人は、全部売れない、まずは整理券を持っている人からと、あくまで和やかに強気の姿勢で断固として販売を拒否する。
端で見ていて、そ、そんな無下に扱わなくてもいいのに……。と業種は違えど同じくお客さまと関わる仕事をしている我が身からすると若干引いてしまうやりとり。
その光景を目の当たりにして、己の置かれている状況がいまいち飲み込めず焦る二人、同様な心境のお客さんもいるようで、少し???感が辺りに漂う。

どうもここには二種類の人種が存在しているようである。
片や整理券を持っている朝早くからいらっしゃるお客さま。そして、我々共々、整理券を持っていない遅れて来た客。
どうやら、まずは整理券を持っている人が優先的に購入できるシステムということが暗に決まり事ととしてこのお店にはあるらしいということが理解できた。
いずれにせよ待つことには変わりないのだが、せっかく列に並んでいたその意味がまったく無駄で、それならそれで最初からそう説明しなさいよと。件のご婦人はかなり前のほうで並んでいたのに……。自分達だって……。

だいたい、ここについてからパンの買い方についてそんなこと一切アナウンスされていない。
確かにサイトには(以下引用)

>お店でのパン販売は11:30ごろからになります。
>その日の温度・湿度により石窯の焼く温度が適温になるのが
>異なり正確な時間は分かりません。
>たくさん焼くことができませんので、
>商品によってはお買い求めできる数を制限させていただいております。
>いちごあんパンはお一人様2ケとさせていただいております。
>いちごあんパンに限り10時より店内で
>整理券を配っております。
>整理券がないといちごあんパンはお買い求めできません。
>よろしくご理解のほどお願い致します。

とあって、それは十分理解させていただいて、この場に足を運ばせていただいているのだが、この一連の経緯はあまり前向きに理解はさせていただけない。
なんかひと言どこかに書いてあるとか、仕込みで忙しいにせよ、警備員だっているんだから、ちょっとしたことなんだけどそういうひと言があるのと無いのとでは、同じ並んで待つにしても心境はかなり違うように思える。

結局自分達は、材木屋のお昼の賄いもあり、もうそんなに時間の余裕がなく、整理券のお客さまがさばけるのを待たずに列を離れてそのまま帰ることにした。
帰りのクルマを運転しながら、パンを食いっぱぐれてちょっと残念思いながらも、立場を我が身に置き換えたならばと、いろいろ考えさせられた。

戻って試しにネットで検索しても、対象件数が少ないにしても、このお店も、ご主人に対しても悪い評判などまったく見られない。(そんなこと検索しなくても……。)
多分に思うが、あの状況から察するに、メディアの露出で人が増えだして、まだそこまで手が回っていないのではないのだろうかと解釈しておこう。
もしくは、そんな一見の客の些細な心境を凌駕する程にパンが美味なのかもしれない。

まあ、もはやどちらでも良い……。(どちらでもよかったら、いちいち書かなくてもいいんじゃないの?)
だって、パン食べられなかったし……。(結局食べたいんじゃない。)
まっ、そんなことがあったってことで、今日はそんなとこ。(仕事、仕事!!)

投稿者 KAKU : 2006年04月20日 23:59

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