ちいさな工房の毎日を綴ります。
題して
「ふつうの木工家?のふつうの日々」

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2006年02月18日

生活発表会

立樹の保育園生活最後の生活発表会ということで、朝から保育園に見学にいく。
今日は、特にビデオ撮影担当ということで、こういうお子様イベントでのビデオ撮影に対する考え方をその都度述べている数年前から思えば、随分親バカ度が増したように思うが、今回に関しては、記録しておくに値すると思わされるだけの経緯があったのだ。(そういうことがすでに親バカ)
今回、立樹のクラスは、「コバンザメの冒険」という絵本をベースにした劇を演ずるのだが、その配役で彼はサブキャラ的なクジラの役に自分で立候補したそうである。
そのクジラというのが、クジラならではの老成した人格の持ち主らしく、劇中早々から、コバンザメを諭し、冒険に出るきっかけを与えるという、サブキャラのなかでも、なかなか重要な役にあたるらしいのだ。
そういうクジラなので、そのセリフもこどもが普段の会話で使わない大人っぽいセリフが多いらしく、それを彼がなかなか覚えられず相当苦戦して、練習に保育園に行くのも嫌がるくらいだったところ、お家でカミさんと特訓をしてそれを乗り越えたそうである。
まあ、ここまでの話をまったくの伝聞として書いているあたり、そこで一切特訓などに関わっていない父親という存在があることは容易に想像でき、またそれもどのようなものかとも思うが、そのあたりのことは繊細な問題になってくるので、ここではそのことは棚の上に置いておいて、あえて触れないことにしておきたい。
そんな経緯で、この目で直接見てあげたい気持ちもあるが、それはやはり母親に素直に譲るとして、これを母子の記録として冷静に確実に記録することを父親の役割として請け負うことにした。(ここまでで既に大親バカ。)
カミさんが朝からいってリザーブしてきた撮影ブースに三脚に据えたビデオカメラを構え、すべてを記録に納めましたよ、本当に。
すべてを終え、クジラを演じきった子と、その姿を垣間見た母親の流す涙。
年々、涙腺も緩くなってまいります…。
いやー、他のこども達もみんな良かった、素晴らしかった。
こども達なりに演じきってましたよ。
保育士の先生の劇の演出も見事でした。
素晴らしい…。
親バカフィルターを通してしまっているせいかもしれないが、ほんと素晴らしかった。
こういうことは素直に感動するのが心にはいい。
いいもん見せていただきました。
こんな自分に父親を感じさせてくれてありがとう。(ほんと棚の上なのな。)
立樹にカミさん、風汰…は今回あんまり関係ないけど、まあいいか。
ほんとにありがとう。
ほんとに…、今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 2006年02月18日 23:59

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