ちいさな工房の毎日を綴ります。
題して
「ふつうの木工家?のふつうの日々」

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2006年02月10日

仕上げ削り

脚が仕込めたら、後は仕上げ。
水引きをして、養生の間に仕上げに用いるカンナの刃を研澄ます。
この木の繊細な杢をより美しく見せるには、よく切れる刃物を使い薄い屑で削り上げるのが、最上だと思う。
その為に、木肌、切りくずの状態をよく見て、切れ止む前に刃を研ぎにかかる。
そうやって削りだした木肌は、やはり美しい。
脚も同様、このテーブルは、甲板と脚柱だけで構成されているので、脚柱の一本一本のその杢も見せ場になる。
シンプルなデザインというのは、単に簡単、簡素、単純につくるということでなく、余分な要素をそぎ落としつつ、その密度を上げて表現することではないかと思う。
そういう意味でシンプルさを追い求めいきたい。
さあ、ようやく完成。(長い、長過ぎた…。)
今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 2006年02月10日 23:59

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