ちいさな工房の毎日を綴ります。
題して
「ふつうの木工家?のふつうの日々」

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2004年10月08日

盆栽村と植木鋏

tdb2日目
あいにくの雨模様、台風も接近中で期待の週末もちょっと怪しげ…。
今日は、朝から植物の手入れにちょっとだけお店に顔を出し、ちょっと別の場所へ。
いつも井本氏には何かとお付き合いいただいているので、今回はいつものお礼という訳ではないが、僕がお付き合いさせていただき、埼玉県の大宮にある盆栽村と川口にある植木鋏といえば昌国の昌国へ行く。
青山から、道も順調だったので、首都高で1時間程走って、埼玉へ。
盆栽村って、なんとか村という、よくある施設の名称かと思えば、ふつうに盆栽村という住所地名でびっくり。
盆栽村ですよ、ぼんさいむら。
盆栽村○ー○とかって、書類に書いたりするんですよ!!(そんな住民の方に失礼な!!)
まるでデ○ズニーランドに住んでるみたいじゃないですか?(そんなふうには思わんやろ!?)
そもそも、都内にあった造園業の方々が関東大震災で追われて、この地に住み始めたとか…という由来だそうで、今では盆栽のメッカなのだそう。
街角に親切に盆栽園巡りの案内板があって、それを見ながら数件巡る。
盆栽は、昨今インテリア系でも少し取り上げられることがあって、まったく興味が無い訳ではないが、さすがにメッカともなると計り知れない何かがあって、すこし引き目で見てしまう。
例えば、「これがこの値段!!」とか…。(それはお互いさまだろう!?)
それでも、やはりそういうものは、何となく緊張感というかそういう空気感が伝わってくるもんで、見ていて美しい。
これはこれで奥深い世界なので、あまり邪眼で見て余計なことを語るのは程々にしておくのが身の為か…。
井本氏も気が済んだようで、川口へ向かう。
ここは、話すと本当に際限なく長くなるのでかなり端折って話すが、かなり相当に面白かった。(かなり相当って、かなり相当なんだな!?)
宮内庁へ刃物を納めたりしているお店なのに、先代の奥様なのだが、下町のおばあちゃんといったほうが似合うおばあちゃんが、ほんと気取ってなくて、併設している先代がコレクションした刃物博物館をわざわざ親切に案内してくださった。
先代が集めた刃物ひとつひとつにエピソードがあり、2年前に亡くなられた先代のことを本当に懐かしそうにお話されるのがすごく心に感じるものがあった。
また、ベーゴマの回し方を教えてくれた作業着のおやっさんが、得たいの知れない若僧二人を相手にいろいろお話を聞かせてくれて、名刺をいただくと三代目の昌国さんだったり。
植木鋏が専門なので、僕の仕事では、ここの刃物を使う機会は無いかもしれないが、こういう人達がつくっている道具を使って人の使うモノをつくりたいって、本当に思う。
道具っていっても、やっぱり人がつくっているものである。
人間性どうこうってのは完成したモノには直接表立っては出てこないように思えるが、そういうものは何かしらのカタチで表れ伝わるもんだと思う。
魂が宿るというと、なんとも烏滸がましいが、うわべだけではない、なにかを感じてもらえる仕事がしたい。
やっぱりそれは思う。
夜、大雨の中、オフィシャルパーティーに出かけたが、なんともいえないギャップを感じたことだけは、否めない。(単に社交性がないだけじゃないの?)
まだまだ学ぶことは、たくさんある。
台風が心配…、今日は、そんなとこ。

投稿者 KAKU : 2004年10月08日 23:59

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