ちいさな工房の毎日を綴ります。
題して
「ふつうの木工家?のふつうの日々」

« 火事、おやじ | メイン | 父の日 »

2004年06月19日

現場施工

昨日の続きで早朝というか、夜中からクルマを走らせる。
度々、眠気を覚えるたびに仮眠を取りにパーキングに入るので、なかなか前に進まない。
それでも人間不思議なもんで、日が昇りだすと目が冴えるようで、一気に距離が伸びる。
こんなんなら、それなりに睡眠を取って出発したほうが効率よく進めるのでは無いかと言う声も聞こえそうであるが、焦りもあり、気持ち的に少しでも前に進んでいたいと思ってしまうので、これは仕方が無い。
なんとか、お昼前にお客様のお宅に着き、ご主人に手伝っていただきながらお部屋へ部材を搬入していく。
マンションの9階なので、取りあえず必要なものから運び込んでいき、組み立てを始める。
接近中の台風の影響か、かなり風が強くて、作業的にはいろいろ飛ばされたりして困るが、晴れで気温が高いので、かえって都合がいい。
僕のつくるモノは基本的に置き家具といって、字の如く、アトリエで完成させたモノを持っていって置くだけなので、現場施工というのは経験がほとんど無い。
道具も何を持っていっていいのやら、訳もわからず要りそうなものを詰め込んできたので、これがなくて困ったというのは無かったが、全く使わなかったもののほうが多かったかもしれない。(備えあればって言うじゃない。)
睡眠不足と疲れからか、かえって気分的にハイになってよかったのかもしれないが、暗くなる前になんとか完成させることができた。(そんなんで失敗しなくてよかったねー!?)
地上9階の屋上テラスにあるカウンタースペース、見晴らしは最高である。
これは、お客様の願望をそのままカタチにさせていただいたもので、他にはちょっとない素敵な木の空間になった。
ここでビールを片手に花火を観るなんて、格別かもしれない。
来たときより少なくなった荷物をクルマに積み込み、ひと仕事終えた気分で宿泊のお世話になる横浜へ。
夕食にビールをいただいたが、中瓶1本だけで妙に酔いが回ってしまった。
食べ終わる前にもううとうと始める始末、睡眠不足プラス疲労、悪酔いには最高の条件である。
よくぞ今日も無事であったと、感謝しかりで今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 2004年06月19日 23:59

Trackback Pings

このエントリーのトラックバックURL:

 

■木の工房KAKU■
e-mail : kaku@kinokoubou.com
All Rights Reseved,Copyright Woodwork studio KAKU

[home >>]