ちいさな工房の毎日を綴ります。
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「ふつうの木工家?のふつうの日々」

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2007年02月04日

南京鉋講習会

浜田工房にて、以前この日記でも少しふれた浜田先生流南京鉋の制作講習会を開いていただく。

今回は、『(関西の)木工会』の勉強会の一環としての企画ということもあり、場所的に人数の制約もあって、外部には、前回のお誘いを見てご連絡いただいた方にのみ、ご案内をさせていただいた。

今回の参加者は、『(関西の)木工会』のメンバーより、『木工房ろくたる』服部さん、谷山さん、宮大工の木下さん、『家具の音楽』名嘉眞さん、高木さん、津田さんの自分を含めて7名
京都美山の『木魂』古谷さん、『虹紙製作所』和田さん、浜田学級の生徒さん他、総勢12名と、当初、5人集まればというお話が蓋を空けてびっくり。

制作する南京鉋の仕様は、台はローズウッドで、鉋身は打刃物(頭は浜田流でバランスを取る為にカットされている。)、真鍮で口埋めをする。
なぜ台がローズウッドかというと、真鍮との組み合わせがカッコいいやろ。用途的にも問題ないし。ということである。うーん、カッコいい。

浜田先生がご用意くださった図面に準じて、角のみでの荒堀から順次作業となるが、参加者の皆さんも、はじめての浜田学級ということもあり、目から鱗ぽろぽろで、あっちで質問、こっちで質問となり、それぞれの参加者の見地が違うところからの質問なので、これまで聞いたことのない話もでてくることもあって、それを聞き逃すまいとして手が止まり、自分的にはお世話役としてそれなりに気も使い、皆さん、なかなか思うように手が進まなかったご様子であったが、予定より少し時間を延長していただいて、ひと通り全員、なんとかカタチにすることができた。

片付け後、5分の1の椅子の展示室を見学させていただく。
ここでも目から鱗ぽろぽろで、そのもの自体もあるが、それにまつわる浜田先生のお話も相当に貴重なものである。
これだけは、本当に実物を見て驚いていただくしか説明のしようがないので、本当にご興味のある方は是非ご覧になられることをおすすめです。

浜田先生、朝から晩までお世話になり、貴重なお時間をいただきありがとうございました。
参加者の皆さまも、各地より、お忙しい中お集まりいただきおつかれさまでした。

『(関西の)木工会』のほうも、こういったカタチで徐々に今年度の始動をはじめておりますので、ご興味いただけるかた、入会をご希望いただけるかた、なにかお力をお貸しいただけるかた、他にも何でも結構ですので、いっちょ噛んでやろうかという方々、いらっしゃいましたら、事務局のほうでも、また自分のほうでも結構ですので、どうぞご連絡ください。

ありがとうございました、お疲れさまでしたで、今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 2007年02月04日 23:59

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