ちいさな工房の毎日を綴ります。
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「ふつうの木工家?のふつうの日々」

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2007年01月22日

『泉州○○の会』あらため、『泉州うんちくの会(仮)』のメンバーの仕事場訪問記、その一

ということで、前回のミーティングの中で、まずは、お互いの仕事を知ろうということから、
第一回目は、宮大工の『恵風技工』辻さんの仕事場を他のメンバー4人で訪ねる。

辻さんは、云わずと知れた、かの西岡棟梁の直系の孫弟子にあたる正統的な宮大工さん。
もう随分前になるが、はじめてその存在を知った時は、泉州の片田舎にこんな人がいるなんて!?と驚かされた。

作業場には、ちょうど社寺物件をひとつ取りかかっているところで、とんでもない上等なケヤキが、これでもかと積まれていて圧巻。
確かに、あらゆる意味でボリュームが違うと驚かされる。
辻さん見てると、良いも悪いもなく、あの豪快でフランクで人なつっこいくて、ちょっとシャイな印象は、この人だから、これだけのものが扱えるのか、それまた反対なのか、どっちにしろ、なる程と感じてしまう。

それぞれの思惑がどう絡み合っていくのか、果たしてこれらがうまくまとまるのか、当事者として、これまで思ってきたことが一歩踏み出した思いと、それを少し俯瞰に見たときの思いの両方が微妙に混ざり合う。
結果を急ぎ過ぎてもなんだが、そろそろそんな悠長なことも言ってられなくなってきた複雑なスタンスが余計にそう思わせるのかもしれない。

これ迄ならできなかったこと、今だからできること、また先への布石になること……。
いろいろあります。今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 2007年01月22日 23:59

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