ちいさな工房の毎日を綴ります。
題して
「ふつうの木工家?のふつうの日々」

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2006年08月26日

目覚めるとそこは……

日本平PAの車の中。
少し予定より早く進んでいるので、小田原の積み木職人の友人にアポを取って、彼が工房長を務める積み木の工房を訪ねる。
この春から稼働し始めた真新しい工房で、作業の工程を説明してくれる彼の手際は、普段から同じような木工機械を使った作業をしている目から見ても、これが職人のそれだと見て取れるもので少し感動を覚える程であり、友人という私の部分のほうをよく知っているから、余計に感慨深いものがあったのかもしれない。

そして、本来の目的である、東京世田谷のお客さまのお宅へお伺いして納品を済ませる。
残念ながら、おばあさまはご不在で、お目にかかる事は叶わなかったのであるが、ようやくあのケヤキが、カタチを変えてはいるが、新しいお家に運んでくることができ、2年越しになったが、そのお手伝いを無事に済ませることができ、ホッとするやら、寂しいやら複雑な心境。

その後、静岡県島田市に工房悠 杉山氏の工房をご訪問させていただく。
かねがね、一度はご訪問させていただきたいと思いながらも、その位置的に、この辺りを通るのが大抵いつも早朝か夜中なので、なかなか予定を合わせる事ができなかったのであるが、今回は、お昼以降に時間ができたので、折角の機会だと思い、失礼にも前日のアポイントで無理をお願いしてご訪問させていただくことになった。
氏のブログでも早速取り上げられている、届いたばかりのドイツ製の先進のハンドルーターを取り出して見せてくださったが、工房にある機械を拝見しても、マシンメイドとハンドメイドの両方に精通し、また新しい機械に対しても、その柔軟な姿勢は、職業人として本当に学ばされるところが大きい先人であると改めて感じさせられる。

で、また昨晩を逆になぞる予定で帰路について今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 2006年08月26日 23:59

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