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「ふつうの木工家?のふつうの日々」

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2006年05月17日

甲板の成形

一番順当な方法としては、型をつくって、ルータで倣う方法であるが、あえて回りくどい方法をとって、カンナで削り出す。
合板で墨付け用のテンプレートをつくり、バンドソーで荒取りして、カンナで墨線を追い込んでいく。

それは、所謂、手作り、クラフト然としてわざとらしくカタチを崩していく為でなく、今ある技を出しうるかぎり線を追い込み、そうして最後にそこに一見同じラインの中にある微妙な差異というものを表現する手段としての選択である。

手段は、時と場合、考え方で変わる。
なんて、今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 2006年05月17日 23:59

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