ちいさな工房の毎日を綴ります。
題して
「ふつうの木工家?のふつうの日々」

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2005年11月30日

買い出しなのか、観光なのか

お客さまよりお返事をいただき、先週見繕った材が、ペンディングになってしまったので、再度岐阜まで走ることになった。
どうせ行くのなら、先週いけなかった高山方面にもついでに行ってしまおうということで、柿花さんにもお声を掛けてご一緒していただく。
なので、材料のほうを午前中に決められるよう早めにこちらを出る。
昨日のうちにこちらの希望を上杉木材店の上杉社長には伝えてあるので、到着前に候補になる材が見られるようにしてくださっていて、こちらも選択の方向性もより明確になっているので、着いてしまえば話は早い。
お昼前までに岐阜市内を出て、一路、飛騨高山に向かう。
同じ岐阜県内とはいえ、市内からでも100km強あって、それなりの距離になり、それが狭い大阪に住んでいると意外に感じる。こっちだと高速道路1時間強走ると、どっち向いても隣の府県にでてしまう。
東海北陸道を走ると程なく、道路状況に雪に注意という文字が目に付きだし、そのうち実際に雪が降りだしてきた。
見物先は調べてきたのだが、気候のことについてはまったく意識していなかったので、不意に今年の初雪を見ることができて、準備不足の心配より、ワクワク感のほうが強かったのはちょっと不謹慎かもしれない。
まあ、まだまだ雪という程の状況でなかったからそんな呑気なことも言っていられたのだが…。
程なく、飛騨清見に入り、道すがら、見学予定にしていたところに寄っていく。
見学予定は、云うまでもなく、飛騨高山匠の里といえば家具メーカー、家具工房のメッカであるので、そのショップ、ショールームがメインになる。
ちなみに、急に予定したので、アポ無しで見学できるところで、基本的には大手中心のセレクトになっている。
木童工房オークビレッジウッドフォーラム飛騨柏木工/暮しのギャラリー、高山ラーメン(店名忘却)、キツツキマークでおなじみの飛騨産業/飛騨の家具館、kochi、北欧家具のリプロダクトといえばキタニ、と順次廻った訳であるが、考えてみれば学生さんのような基本中の基本を押さえたルートであったが、まあ今まで機会がなかったことでもあるし、時間的な制約もあったので、それはそれで善しとする。
オークヴィレッジでは、顔なじみのスタッフの方がいたので、柿花さんにもオークビレッジの工房棟をご案内いただけましたし(あっ、アポ無しじゃないか!?)、キタニの品のある質の高さを生み出す整然とした工房もショールームの脇から伺うことができたし、マスプロダクションとして家具を生産するボリュームの大きさも垣間見ることもできたし、ラーメンも美味しかったことですし、半日の予定としてはそれなりのものであったと思う。(ことにするのか?)
できれば、そこから長野方面に向かいたかったが、それはまた別の機会ということで、飛騨高山紀行、今日はそんなとこ。
あれっ!!もしかして今月はそんなとこ…?(もしかしなくてもな。)

投稿者 KAKU : 2005年11月30日 23:59

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