ちいさな工房の毎日を綴ります。
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「ふつうの木工家?のふつうの日々」

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2004年11月04日

機械も道具

椅子の続きは、座板と背板の加工。
今回、座板と背板の仕口がくる部分が、一段低くなるので、そこを最初に欠き取ってから、墨付けをする。
背板を座板に通しホゾでホゾ差しするので、両方に墨付けし、両方から掘る。
うちの角ノミ盤は、角材の穴掘り用なのであろう機能上、前後方向に正確に穴あけするには、左右の可動部を完全に固定しなくてはならず、左右の微調整を確実にしてからクランプで固定することになってしまい、ひとつひとつ穴の位置合わせに結構神経を使わされてしまった。
しかし、まあ、手堀りすることの手間を思えば、それだけのことであり、多分に、もっと効率的なジグも考えられたのではあるだろうが、一脚分なので、あまりそのことに時間をかける訳にもいかないので、そのあたりは、兼ね合いということになる。
機械もヒトの感性があって、機能が発揮できる。
道具は使うもんである。(そんなあたりまえなことを…。)
今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 2004年11月04日 23:59

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