ちいさな工房の毎日を綴ります。
題して
「ふつうの木工家?のふつうの日々」

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2008年10月13日

木工旋盤講習会

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浜田工房での『木工旋盤講習会』に参加してきました。
今回の講師は、浜田先生ではなく、木の仕事の会の会員のかたで、旋盤での制作をメインにされているプロのターナーのかた。

旋盤は、これまでもほとんど触ったことがない超初心者なので、未知の領域に脚を踏み込む好奇心で胸もワクワク。

講習は、「スピンドルガウジ」という刃物の治具をつかった研ぎかたから、削る順序、刃物の当てかたという基本からきっちりと教えていただき、すでに気分はターナー。

参加者のほとんどは、自前の旋盤を持参されていたので、手ぶら参加の自分は、浜田先生と講師の先生がご用意してくださった小型の旋盤を使って、ぐい飲みにチャレンジする。

気分はターナーでも、やはり聞くのとやるのは大違い(当たり前)で、
実際やってみると、なかなか簡単なものでもなく、小さいからといってやることはいっしょで、
内側を削る際に、木口面にひっかかって、一度ならず、二度まで飛ばしてしまい、
横で把手をミニ旋盤で加工していた『楽木屋』南部さんを危機一髪の目にあわせてしまいました。
(南部さん、スミマセンでした……。もしなにかあったら奥さまとお嬢さまがたに何と申し上げれば……。)

少々腰が引けてビビり気味になってしまうなか、それでも懲りずに参加者の方の旋盤を借りて、ケヤキの小バチにチャレンジする。
なにが原因かと対処法がわかれば、それなりになんとかしようと思うもので、
内側は、自分の技量を計ってあまり無理をしない程度の曲面にして、他の皆さんが片付けにかかっている中、ご迷惑をかけながら延長戦までして、なんとかひとつカタチにすることができました。

何気に、できた器が無意識の上に、三男ダイチの離乳食の器になっていたのは、休日を自分勝手に過ごしていることの家族への後ろめたさの表われかも知れません……。

今回の講習で、これから旋盤の前に立つ機会があったときに、少しはビビらずに対応できるようになれたと思います。

浜田先生、講師の先生、良い機会を企画してくださり、一から十までのご準備もしていただき、本当にありがとうございました。

お土産持って、今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 2008年10月13日 23:59

 

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