ちいさな工房の毎日を綴ります。
題して
「ふつうの木工家?のふつうの日々」

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2009年08月02日

『椅子と陶器展』はじまりました。

本日より、『ろうきんギャラリー心斎橋』にて企画展『椅子と陶器展』はじまりました。

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ご一緒させていただいてる陶器の佐ノ川谷さんです。

陶芸/佐ノ川谷藍子
美大で絵画を専攻し、陶芸を始めたのは芸術の属する「非日常」の世界より、骨董の圧倒的に巨大な「日常」に圧倒されたからです。
器は両手で持ち口をつけて日々のエネルギーである「ごはん」を体に運ぶ。蹴って回す「蹴ロクロ」を使うのは触覚に訴える器を作るため、そして加速しがちの日常の中に「遅さ」を表現するためです。
 
2007年より町おこしの活動に参加し、地元・泉佐野市の古い蔵や旧家を活かした展示をはじめ、2009年には工房を地元商店街の空き店舗に移し展示と制作の両方を行う。
2009年9月の初個展は「骨壺展」(府立弥生文化博物館)を予定。--パンフレット案内文より引用--

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今回の会場は、ちょっと普通のギャラリーと違って、レイアウトの自由度にかなり制約がありましたので、陶器とご一緒させていただくことで、ずいぶん間が持って助かりました……。

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佐ノ川谷さんの陶器は、陶器という既成概念を持って手に取ってみると、意外なことに、とても軽くてまず驚かされます。(土と釉薬にこだわられて、軽くても強度は硬めにされているそうです。)
そして、とてもやさしく力強くて、色使いが美しいです。
一生懸命、土に向かい合ってモノづくりをされてる様子がすごく伝わって、なんだか最近日常に流されてしまってすっかり気持ちが荒んでいる自分を省みさされます。

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椅子は、いつも通り、実際に座っていただけます。
こちらの3脚は似たタイプの椅子の座面のマテリアルの違い(編み座、板座、張り座)での、座り心地の違いを体感していただけます。


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気に入った椅子を引っぱり出して、くるくる回していろんな方向から見てみたり、
いろんな椅子の座り心地を比べたりしてみてください。

ご来場、お待ちしております。


「椅子と陶器展」

椅子/木の工房KAKU・陶器/佐ノ川谷藍子

木と土、木工と陶芸という素材的にも制作アプローチ的にも対極に位置するモノづくりでありながら、日常という共通のテーマで表現された椅子と陶器をご覧いただきます。

2009年8月2日(日)~31日(月)
11:00~19:00(土・日・祝日も営業)最終日は6時まで
※毎週水曜日休業


【ろうきんギャラリー心斎橋】
大阪市中央区博労町3-6-14 心斎橋セントラルビル1F(せんば心斎橋商店街内)
※地下鉄御堂筋線 心斎橋駅より徒歩5分、本町駅より徒歩7分
毎週水曜日休み、11:00~19:00
http://www.rokin.or.jp/

■企画運営■
「好きを仕事にする応援」
アーティストモールinろうきんギャラリー心斎橋
企画・運営事務局 アベニールポルテLLP
TEL:06-6252-6100
e-mail: info@avenirporte.com
http://apkirakira.osakazine.net


はじまりはじまりの今日はそんなとこ。

アベニールポルテさんのブログでご紹介いただきました。
http://apkirakira.osakazine.net/
http://artistprofile.osakazine.net/


絵てがみ作家の前河直子さんも初日から遊びに来てくださって、ブログ『QPの思い立ったら吉日』でもご紹介くださりました。
http://qpbiyori.exblog.jp/10762136/

ありがとうございます。

投稿者 KAKU : 2009年08月02日 23:59

 

■木の工房KAKU■
e-mail : kaku@kinokoubou.com
All Rights Reseved,Copyright Woodwork studio KAKU

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