ちいさな工房の毎日を綴ります。
題して
「ふつうの木工家?のふつうの日々」

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2008年12月02日

原木製材セミナー

今回は、『木の仕事の会』の会員を対象に会員でもある『什一農林』南部さんが企画してくださいました。

ということで、朝一から、『丸一木工所』谷本さんと西宮のインテリアショップの工房に務める女性の会員さんとクルマを相乗りして、会場になる愛知県弥富市の製材所へ向かう。

本日のメニューは、アフリカンマホガニーとロシア産クルミ、神代ニレ

製材自体は、これまでも山形の森林組合の製材所で働いてたときや、この仕事でも数回、小径の丸太を挽いたことがあるので、まったく初めてという訳ではないが、

今回は、特にクルミが何本かあって、同じ樹種でも、それぞれ素性の違う材をそれに対応しながら挽きかたを変えていったり、こういう木を挽くとこうなるというのが目の当たりにでき、

また桟積みのレクチャーがあって、自分が以前、働いたことのある広葉樹屋さんと比べて、随分と丁寧に桟を入れていることに感心をしたり、すごく参考になることが多くありました。

その場で気にいった材があれば、購入できるということであったが、なかなか丸太を買って置いておくような、いろんな意味での余裕が今は無いので、指を加えているだけだったが、
最後の神代ニレを挽きはじめて、色と木目の何気ない綺麗さに、ついつい食指が動いてしまい、某さんと某さんとで分けるということで、急にリアリティーが産まれて、ついつい……。
(少しだけですから、少しだけ……)

diary08120401.jpg
これがその神代ニレです。

帰りは、折角名古屋へ来たので、三人で今回も参加されていた山本さんの『canna家具店』にお邪魔して、近所の中華料理屋さんで夕食を食べました。
ちなみに、台湾ラーメンという食べ物は名古屋のご当地だそうです。
(横浜のサンマーメンみたいなものか……。)

丸太の製材といえば、なにが出るかの真剣勝負の場かと思いますが、大勢でお邪魔させていただく機会を設けてくださり、『什一農林』南部社長、本当にありがとうございました。

今日はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 2008年12月02日 23:59

 

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