ちいさな工房の毎日を綴ります。
題して
「ふつうの木工家?のふつうの日々」

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2009年05月18日

木工家ウィーク日記

ということで、15日の早朝より名古屋へ


所用もあって、開場一番のノリタケの森ギャラリー『家具 + 展』の会場へ。

はじめてお会いする出展者のかたと少しご挨拶をさせていただく。
ここは地の利もあって、朝一からでも観覧者が見える。

ホームグラウンドの『ひとつだけの家具展』会場へ。

大阪にいる間になんとか完成させた新作椅子を持ってきたものの、軽量化を意識してペーパーコード編み座面を採用したのだが、編みを外注するにも既に時間がなく、見よう見まねで初めて編んでみたが、これが我ながらどうしようも無い出来で、会場の大先生方から、大いに失笑を買ってしまったが、その代償で、沢山のコツとノウハウを手に入れることができた。

そんなこんなしてる間にお昼になって、すぐに明日から始まる『ちいさな木の椅子100脚展』展示の最終打合せに出なくてはならず、『canna家具店』へ移動。

搬入設置まで、少し時間ができたので、会場へ戻ると、
ネットでお名前をよくよく拝見する木工サイトの皆さんが会場に大集結されていて、ご挨拶をさせていただき、しばし木工談議。

このあと大交流会をされるところ、参加したくて後ろ髪引かれながらも、100脚展の設置向かわなくてはならないので、ライトアップされたテレビ塔を横目に会場のあるセントラルパークへ。

この企画は、如何せん初めてのことで、打合せでは予想の範囲を越えず、かなり手間取ると思われたが、出展者の皆さんのご協力もあって、思った以上にすんなりと設置も完了させることができた。

続々、ちいさな椅子が集結する。

ここで合流した『“木のもの”楽木屋』南部さんのお宅に今晩のお宿を拝借。
ご家族の皆さんに温かく迎えていただき、結構遅くまで、お酒を呑んで語ったリしました。
(このイベントの関係で結構名古屋へ来てますが、車中泊以外は、実ははじめてかもしれません……。)

翌16日は、『フォーラム』のスタッフということで、会場の鶴舞にある愛知勤労会館に終日缶詰。
現場スタッフに若いかたも沢山お手伝いいただけて、それぞれ担当をしてくださるので、
自分は、なるべく会場内全体の隙間をフォローできるように目と気を配るようにする。

チケット販売当初は、その売れ行きに随分と冷や冷やしたが、結果的に席も埋まり、その点はホッとする。

中村好文氏のお話は、会場の様子を見ながらなので、集中没頭する訳にいかなかったが、それでも、要所要所、琴線に触れる部分は逃さず感じることはできた。

『木工家の集い』は、今回で三回目、本で見る著名な木工家のかたとお話ができるコミュニケーション(呑みニケーション??)の機会として、これからもこの場は大切に続けていければと思う。

高架下の中華屋さんに場所を移して、二次会
で、車中泊……。

17日、
午前中は、少しゆっくりめだったので、100脚展の会場へ
新聞で告知されたこと、雨で人が地下街に利用することも幸いしてか、なかなかの盛況ぶり。
これだけ人に見ていただけるというのは、素直に嬉しい。

閉幕後、搬出して、100脚展の片付けに向かう。

片付けのほうも、椅子の返送があるにも関わらず、多くのかたのご協力で、恐ろしい程すんなりと片付いた。(本当に皆さん、素晴らしい方々ばかりで感動します。)

残ったメンバーで、お茶をしながら、すこし高揚感と名残惜しさを残しつつ、気持ちはすでに来年に向かっているような……。

帰りの運転は、ほとんど高橋姐さんにおまかせしたので、日付変わった頃に大阪へ無事到着する。

という感じで、名古屋には居るが、会場にはほとんど居ないという状況で、
ご挨拶させていただけなかったり、
KAKUのアイテムにご興味いただいたのに、ご応対させていただけなかったり、
失礼を沢山してしまったかと思います。
この場をお借りして、慎んでお詫び申し上げます。

この木工家ウィークというイベントは、大先輩から若手まで、いろんな思いがひとつになってできているのだと思います。だからメリット、デメリット両方を孕んでいるのだと思います。
冷静に分析、判断することも必要ですし、気持ち思いに身をまかせて進むことも必要だと思います。
なにか根本にある部分で共通のモノをがあれば、多様を受け入れることもできると思います。

そういうことをカタチにして、継続していければ思っています。

すべての皆さまに感謝いたします。

自分にとっての、『木工家ウィーク2009・NAGOYA』はそんなとこ。

投稿者 KAKU : 2009年05月18日 23:59

 

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