● いろんな木のお話 ●


ここでは「私」が「いろんなモノ」をつくる時に使う「いろんな木」について得意の独断と偏見的解釈でお話しさせていただきます。
学術的なことは、ちょっと検索すれば探すことができますので、それとはまたちょっと視点を変えてみたいと思います。

■広葉樹と針葉樹■

一般に家具に使われるものは、堅木と呼ばれる広葉樹が多いです。木の構造が密で組手やホゾ等が小さくても効きやすく、強度もあります。
杉や桧などの針葉樹は主に建築に用いられます。木の性がいいので、乾燥による狂いが比較的少ない(広葉樹を扱ってるとよくわかります。)ので、長い材が取りやすかった為と聞いたことがあります。(このあたりは他にも諸説諸々あります…。)
簡単な見分けかたは、導管(水を通す管)の見え方(有る無し)で、導管の見える方が広葉樹(環孔材)です。(散孔材の場合ちょっと見分けにくいかも知れません。)
針葉樹のほうが年輪の境目(晩材、早材)が明瞭で硬さの違いがあります。
単純に木の硬さを比べても意外にわかります。

■散孔材と環孔材■

ちょっと専門的なことですが、導管の並び方で分類されています。
環孔材はケヤキ、ナラなど、導管が年輪に沿って並んでおり、比較的大きく目立ちます。その為、板目に見た時、木目(タケノコ模様)がはっきりと強く表われます。
対して、散孔材はカバ、クスなど、ちいさな導管が点在している為、木目は比較的おとなしく見えます。


■木の工房KAKU■
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